もう止まらないのかもしれない。この個人情報の流出の勢いは。楽天に引き続き、警察官までパソコンごと盗まれるご時世だ。600人分の個人情報だそうである。なくした人物を処分しても、情報流出による被害は止められない。当然、これによって起きた損害の賠償は警察が負うべきだろうが。

どうしてここまで抜け道だらけのものがシステムとして普及したか、そっちのほうがよっぽど不思議なのだが、ネットで何でも決済して、カード情報なんかいくらでもパソコンに打ち込んでいる現状は、かなり防衛体制としてはザルのようなものだろう。暗号化なんていったって、実際に読み取れるか読み取れないかは素人の判断はつかないし、結局のところみんなラクをしたいのだ。

でも現実にカード詐欺に遭うのは御免だ。だとしたらどうすればいいのか。

たとえばすべて銀行振込で済ませる、という方法をとったらどうだろう。少なくとも国内の取引についてはそれで済ませられるものが結構ありそうだ。ネット振り込みでないと受け付けない、なんていう商売はそんなにないだろうし、1分1秒を争うものでなければ、銀行さえ開いていればまあ事足りるのではないだろうか。

あとは、まめにカードの請求書をチェックするに尽きるだろう。怪しい取引はカード会社の方でチェックする、などと言われているがそんなのが当てになるだろうか。

それですまないのはAmazonやeBayなど、海外のネットショッピング系である。これも銀行から海外への送金ができるのだろうか。その時々でレートが違ったりしてちょっとややこしいかも知れない。手数料も案外取られるかも知れない。なにかいい方法はないものか。