最近一生懸命にミュージッククリップなどエアチェックしたり、映画を録ったりしながら、気に入ったものはDVD-Rにコピーしたりしながら「極楽、極楽」と思ったりしていた。時々DVD焼くのに失敗したりして、「やっぱり国産にしとくに越したことはないか」などと思いながらも、安いところでは国産メディアが1枚100円を切るところまで来たし、まあいい時代だなぁ、などと思っていた。

ところが…。

先日「森メディア」という自主レーベルのDVD-Rを立ち上げた人がいて、その記事の中にDVDの素材のポリカーボネートの耐久性すら、30年しかない、という話を聞いて愕然とした。いま自分がせっせと焼いているディスクも、もって30年、しかも人によっては10年でだめになるという人もいるのだ。そんなことのためにDVD焼くのって、なんかばかばかしい。劣化する前にまた別のメディアに焼くということか?

まあ、30年後にも映像メディアの主役がDVDであるとは思わない。そんなことはいい。でもプレイヤーさえ残っていれば同じメディアを再生するぐらいはできると思っていた。レコードだって針音は入っても50年前のものが立派に再生できるじゃないか。なんでそんな時限爆弾みたいなメディアばっかりが普及してしまうんだろう。

ブルーレイだってどうせその程度あるいはそれ以下の耐久性しかないのだろうな、とおもったらなんだか急にばかばかしくなった。