行ってきましたよ。久々の結婚式。横浜・馬車道にある、5月にオープンしたばかりの式場だった。
馬車道といえば、島田荘司の御手洗潔シリーズの舞台でも有名だが、そういう雰囲気のある場所ではなく、大通りに面していて、ランドマークタワーにすぐ足が伸びるような場所だった。

係の人々が若い女性が多く、営業スマイルも堂々としている。まあ、水商売系と違って、いらぬ媚を売る必要もなく、現場がハッピーならば無理に笑顔を売る必要のある場所でもないので、そういうものか。教会があり、多分宗教的な意味付けはほとんどない教会なのだろうが、外人の神父さんが英語と日本語を交えて段取りを交わしていた。英語で聞き取っていた人は皆無なので、これは雰囲気作りの一環なのだろう。祭壇がちょっと階段で上がって遠いところにあるのだが、やっていることは大体わかった。後方の2階にはパイプオルガンと音大生アルバイトの4重唱があり、なかなか生音を使ったぜいたくな感じ。ただ、賛美歌の代わりに「見上げてごらん夜の星を」はどうなんだろう。しかも式の冒頭で歌っていたグレゴリオ聖歌はHodie Chiristus Natus estと歌いだしたから、これ、クリスマスの歌じゃん。歌詞を知らないと思ってなめてるな。

式の途中で、新郎が焦って花婿にキスをしようとして止められるハプニングが。場内爆笑。これは一生言われるな。そのあとも新婦がことごとく現場を仕切り、新郎は形なしの印象。こうやって夫婦の力関係は形成されてゆくのだな。とりあえず、おめでとう。