テロの次の標的を予想する人々へ

ロンドンの爆弾テロ以来、駅などを歩いていても物騒な見出しの新聞紙が目立つようになった。「次の標的はローマだ」「いや東京で８月だ」など、まことしやかな情報だけが独り歩きしている。

そんな夕刊紙やらで次の標的を予想して発表したがる人々およびマスコミに言いたい。

おまえら、バカか？

テロリズムとは、恐怖心をあおって、目的を達する手段の事をいう。いま不確実な情報を流布して、まだ事件が起きてもいない国々の人を恐怖であおってどうする。それこそ、テロリストの思うつぼ、というかむしろ彼らに加担する行為ではないのか？

そもそもが、日本やら東京やらが次の標的になりうる、と決まったのは最近の事ではない。小泉首相がアメリカの対イラク政策を支持し、正義のない戦争を支持した時から始まっていた事だ。その時に何も言わずに今になって慌てるとはどういうことか。それでもジャーナリズムか。