メールと違って電話はおそろしい。一瞬の失言でとんでもない勘違いが生まれたり、本当は言いたくなかった本音がポロリともれたりする。機転のきいた言い回しで挽回できればいいけれど、中には取り返しのつかない瞬間もあったりする。
ちょっと気まずい関係になっている人がいて、久しぶりに向こうから電話がかかってきた。わざわざ職場にかかってきたから、なにか仕事がらみの用件だろうと思って出たら、ちょっとした頼まれごとについてのうれしい感想だったので、しばらく楽しく会話がはずんだあと、何か本題を切り出すのかな…と思ったら何もないので「え、それだけ?」みたいなことをうっかり口にしてしまった。
その瞬間に先方の息をのむ気配。「あ、しまった!」と思ったがあとの祭りだった。気まずいこと気まずいこと。
向こうにしてみれば「それぐらいのことでかけてくるな」と言われたぐらいに受け取ったかもしれない。かと言って「それはそういう意味ではなくて」という一言がとっさに出ずに、その場で切ったらもう後悔の嵐。
本当はすごくうれしかったんです。ごめんなさい。
ちょっと気まずい関係になっている人がいて、久しぶりに向こうから電話がかかってきた。わざわざ職場にかかってきたから、なにか仕事がらみの用件だろうと思って出たら、ちょっとした頼まれごとについてのうれしい感想だったので、しばらく楽しく会話がはずんだあと、何か本題を切り出すのかな…と思ったら何もないので「え、それだけ?」みたいなことをうっかり口にしてしまった。
その瞬間に先方の息をのむ気配。「あ、しまった!」と思ったがあとの祭りだった。気まずいこと気まずいこと。
向こうにしてみれば「それぐらいのことでかけてくるな」と言われたぐらいに受け取ったかもしれない。かと言って「それはそういう意味ではなくて」という一言がとっさに出ずに、その場で切ったらもう後悔の嵐。
本当はすごくうれしかったんです。ごめんなさい。