介護の戦争と平和 | ナース親子のわきあいあい在宅介護

ナース親子のわきあいあい在宅介護

ナース母は2度クモ膜下出血で高次脳機能障がい、90%視野狭窄になる。子は在宅シングル介護20年。乳がん闘病も経験し介護と闘病をまとめていきます。

介護の戦いを知ることで平和を守る

 

終戦日が近づくと戦争を知ることで戦争をしない。

平和な国をこのまま この戦争がない国がなくならないようにと祈っている。

 

また母の戦争の話を聞くと苦労してきた母を守りたいとも思う。

 

そして今日は、

介護戦争は続いていて休戦を祈っている。

再びいつもの寝る時間。

娘「もう時間だよ、夜だから寝るからあっちへ行くよ。」

母「私は邪魔者だね、次から次へとせっつかなくて良いでしょ!」

眉間にしわを寄せてにくらしい顔である。

意地悪顔で、

母「あんたはひどい言葉を使って邪魔者扱いするんだブツブツ」

母「あんた上からわたしをのぞいてるのか!」と幻視まで見えてきた。

(視力障害あるから想像も激しいのだ。まぼろしー。)

 

陰性症状、陽性症状の調整が出来ていれば拒薬も無いし夜間徘徊不眠もない

毎日夜間トイレ介助による不眠はあるのは仕方が無いが、、

興奮・拒薬など介護拒否などによる問題はなくなり介護者の睡眠時間は増える。

 

我が家は元気な母よりも、穏やかな昼も夜もぼんやりしている母が良い。

介護者娘の今の生活には合う。

人に酔う、外出は苦手な母の方が外に出なく安全で、感染症等になることも少ない。

迷子や転倒したり危険な目には遭わず他人に迷惑をかけない。

そして以前までは室内は自由に歩けて起立性低血圧による意識消失もなかったから、

娘は介護離職をしなくて良かったのだ。

 

興奮を軽減して介護・生活をしやすくするために

・低栄養、筋力低下のためのBCAA、Lカルニチン栄養剤は継続して

・調整型の「フェルラ酸」、

(ガーデンアンゼリカ少量の物20mg)

血行よくする「ミミズサプリ」は継続。

・ 興奮系の「NAC、CDP」を朝昼のみに減量した。

・出足悪く足が動きやすくなるように「DLPA」は朝のみ服用中。

 

サプリメントは副作用が少ないが、

コウノメソッドの家族天秤法

(医師の指示の元で家族などの身近な介護者が薬の量を調節する)

を参考にしてサプリを調節している。

 

認知症治療薬では主治医や薬局から、

薬の説明(飲む量mg)、作用、副作用等)は受けているが、

医師任せという人は多いので、

家族は、なかなか理解が難しいですよね。

(できれば作用、副作用は理解していると介護に便利です)

 

認知症の周辺症状のうち、怒りやすい、介護抵抗、暴言、暴力、

妄想、幻視、不眠をいったエネルギー過剰の症状は「陽性 症状」という。

この陽性症状が家族介護者を苦しめているのです。

この苦しみは、実際に認知症介護をしている人しかわかりません。

 

生活の支援とともに、

この怒りっぽい人と24時間共に暮らすことが、

どれだけストレスがあるのか認知症に関わる人、

これから介護をする人は知っておいてほしいと思う。

認知症介護はとても大変である。

「記憶力を高めることよりも、

まずは患者を落ち着かせることを優先にするべきです」。

まずは認知症介護に苦しむ介護者を救ってほしい。

そのためには医師も介護に関わる者も家族も

周辺症状をおさめる薬の調節のことを知っておくと良いと思う。

 

認知症患者は寝たきりになった方が、

安全で介護も楽だなんて思わないでください。

 

高齢者施設に看護師勤務の時、

そして母が寝たきりの時にも

幾度となく、暴言、暴力(介護者をたたく、つねる、蹴る)、

介護拒否、不眠など陽性症状に悩まされて我慢し続けたか!

 

私と同じように、要介護者が寝たきりになっても

(問題行動はあるので)、

介護者家族はずっと苦しみ続けます。

介護者は、認知症周辺症状に、なにもしてくれない医師を恨みます。

「認知症が進んで寝たきりになれば介護が楽になるよ」

なんて説明している医師はすぐに思い直してほしいと思います。

患者を落ち着かせることが出来るのは医師だけだと確信しています。

(だから、介護者従事者が接し方だけで変わったケースは、

ただの「ラッキーな偶然だ」と思います。)

 

今月中旬に

母の栄養状況と肝機能・腎機能のわかる、郵送血液検査をします。

その結果を見て

食事やサプリの見直しを再度行います。

高齢者であり内蔵機能低下の把握は欠かせません。

 

やはり介護者が楽な介護、平和な介護が出来るように

サプリや市販薬漢方薬の知識を持ち、周辺症状が調節できて、

介護がしやすいし得していると思う。

介護がしやすければ不幸にはならない。

 

介護保険が作られる当時は、「介護の社会化」と言われていた。

「24時間介護がお願いできる」なんていう理想があった。

「看護師のパートを続けていずれは24時間介護サービス利用。

正社員の看護師なんていうのは夢のまた夢だった」

「在宅介護は家族頼り、地域ボランティア頼り」などと聞く。

だから、せめて

 

認知症の現実を、認知症患者の周辺症状を抑えられる治療が出来る、

全ての医師が認知症介護の現状を知っておいてほしいのである。

 

↓↓ ひらめき電球 こちらは 「ナース娘の落書きブログ」 ひらめき電球

時間があればのぞいてね目下のイラストをクリック↓↓音譜音譜

――ナナカマド  花言葉 「あなたを守る」――

★ーお知らせー★

◆8/3メルマガ更新しました!!

メモナース娘のメルマガ発信(ほぼ毎週配信中)手紙

最新テーマは <メルマガ33号 「認知症母と介護娘とコウノメソッド」>

無料なので、よろしければ読書登録してね ♪

クローバー大した介護じゃないけれど一つの方法が、認知症介護の ヒント になるかもしれません。

~ 今までのメルマガテーマ ~

1号介護は伴に、2号介護用お風呂、3号認知症の食事、4号認知症の体操、5号介護うつについて、6号移乗移動の介護について、7号入浴について、8号便秘の予防、9号足のむくみ、10号心不全の心得、11号嚥下障害は飲みやすい食事から、12号介護者の腰痛予防、13号高齢者のスキントラブル、14号歩行障害の心得(母の場合)、15号お漏らしの心得、16号認知症の心構え(なす親子の場合)、17号認知症のくすり、18号認知症は脳の故障、19号認知症テスト、20号介護予防(ナース母娘の場合)、21号認知症闘病の食事を考える(ナース母娘の場合)、22号認知症介護サービスの勉強(ナース母娘の場合)、23号高齢者の夏対策(熱中症、脱水)、24号栄養不足を防止する、25号睡眠不足を防止する、26号介護離職でいきていくこと、27号家族ができる生活しながらリハビリ、28号シングル介護、29号母90歳で食事の見直し、30号看取り、31号介護者の生活保障、32号母90歳の栄養剤、

にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ

にほんブログ村