勿忘草な母 | ナース親子のわきあいあい在宅介護

ナース親子のわきあいあい在宅介護

ナース母は2度クモ膜下出血で高次脳機能障がい、90%視野狭窄になる。子は在宅シングル介護20年。乳がん闘病も経験し介護と闘病をまとめていきます。

もうあきらめてるけど。

お風呂入ったことも、食べたことも何もかも忘れている母。

空しく介護はつづく。

いかんいかんこれも自分のため(自分の人生)だ。

 

母の起立性低血圧の事故防止に取組中。

冬は血圧が高くて良かったが

暖かくなって、この時期になると

母は入浴後に(起立性)低血圧となり失神を起こす。

だから血圧測定は欠かせない。

血圧変動予測し行動だ。

浴室へ歩行後20mmHgさがる、

更衣し入浴後再び20mmHgさがる、

更衣後歩いて居間へ帰ると10mmHgさがる。

計50mmHg前後見積もり。

母は120以下で歩けなくなるため。

最低でも入浴前は170mmHg以上ないとだめである。

母にも毎回説明する。

娘「お風呂入るのに安全な血圧は180mmHgないとだめだよー」

お風呂大好きな母に言っておく。

するといつも母は「お風呂は毎日入った方が良いねえ」

「お風呂入らないと体が痒くなるもの」

娘「だって100mmHg以下に下がってしまうと、いつも意識不明になるよ」

「いつも眠くなって息も出来なくなって、

頭に血が行かなくなるともっと脳梗塞増えるよ。

低酸素脳になって寝たきりになるよ。

死ぬよ。」と脅す。

(おどしだが犯罪ではない母の事を思って...というか自分が大変でもある)

母「死ぬのは困るね、今日140?低すぎるね止めるか」

(入浴後40mmHgは急降下するのだから危険だ)

母は意識がないから困らないが、やはり困るのは介護者の私だ。

体を持ち上げて運ばなければならないのだ重いでしょ。

心臓マッサージしたり経験は何度もしているけどね...)

 

最近は血圧の変動を調べるため毎回入浴前後、運送前後、歩行前後、血圧を測るようになった。

いつものバイタルサイン測定は大事だ。

訴えの少ない認知症母には特にだ。

体重も食事量も把握するために必要。

目も離せない。

母の状態は、施設介護には望めない個別介護が必要なのだ。

 

数日前も入浴後

母「あー眠い」

母「何か頭がズーンとしてきたパジャマ途中だけれどこのまま歩いていくわ」と言い出す。

娘は血圧測定102mmHgもうこんな値ではやばい。倒れる寸前と気づく。

こんなこともあろうかと車いす(歩行器兼用)を廊下に用意して置いている。

すかさず母に娘「低血圧歩けるわけないでしょ!」

と母を車いすに乗せて今居間のリクライニング椅子に乗っける。

 

娘「もういやだよやっぱり血圧さがるから160以下の時はお風呂は休みにするからね」

母「そうだね」と納得するが、

(すぐ忘れて)「どうして?毎日入りたい」と言う母

娘「だめだね血圧測定の結果次第。娘のいう事聞いて」

母「そうだね」

(と納得するがまた忘れるね、入ったよと言えばいいんだけどね何度も説明しなくちゃダメなんだよね)

 

こんなにも苦労する娘の事を忘れる母

勿忘母(草)

もー忘れないでよ~

 

<こちらは、こなすの落書きブログ>

    ↓↓↓勿忘草

 

★ーお知らせー★

!メルマガ更新しました!

メモナース娘のメルマガ発信(ほぼ毎週配信中)手紙

最新テーマは「メルマガ20号:介護予防(ナース母娘の場合)」

よろしければ、読書登録してね

認知症介護の ヒント になれば幸いです。 

今までのメルマガテーマ

1号介護は伴に、2号介護用お風呂、3号認知症の食事、4号認知症の体操、5号介護うつについて、6号移乗移動の介護について、7号入浴について、8号便秘の予防、9号足のむくみ、10号心不全の心得、11号嚥下障害は飲みやすい食事から、12号介護者の腰痛予防、13号高齢者のスキントラブル、14号歩行障害の心得(母の場合)、15号お漏らしの心得、16号認知症の心構え(なす親子の場合)、17号認知症のくすり、18号認知症は脳の故障、19号認知症テスト、

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブログランキングに参加しております。 

よろしければポチッとお願いいたします!

にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ
にほんブログ村