とにかく「浮気」ということばは一度も使うことなく、事実を言うことができました。

でもおうちに帰ってから、ダンナと顔を合わせて話してしまうと、絶対感情的になって言ってしまう。

いつ誰と浮気したんよ?なんで浮気したんよ?あんたが浮気したせいで、私がクラミジアになって、もしかしたら卵管が閉鎖してるかもしれへんねんよ?自然に妊娠できない体にあんたがしたんだよ?どうしてくれるんよ?もう元には戻らないんだよ?全部あんたのせいなんだよ?

絶対言ってしまう。言ってしまったら、離婚にもなりかねない。ホンマやばい...


なので、おうちに帰られない。どうしよう...ホンマ帰られへん。。。

幸い、この日はダンナちゃんが娘のお迎えだったので、いつまでもグズグズ職場に残っていました。

でも職場に残っていると、普段娘のお迎えで早々と帰っている私はかなり目立ってしまう。

職場を後にして、あてもなく原チャを走らせる私。

途中、信号で停まったときにメールを見ると、「迎えに行くから、待ってて」とメールが来ました。

そのメールで張り詰めた糸が切れてしまって、涙が止まらない。何をしても止まらない。

でもこんな道路で泣くわけにはいかない。歩道に乗り上げて、原チャを止めて、とりあえず泣いて泣いて...そして心を落ち着けようと努めました。

迎えに来られても、こんなところに原チャを置いて帰られないし...。

第一、 娘にこんな顔みられたくない。

この日の前日に3才になった娘は、もう何でもわかってしまうお年頃。

心配させたくない。悲しませたくない。


「娘のお世話を頼みます。落ち着いたら帰るから」とメールしました。

と言っても今は屋外で、しかも行くあてもないんだけど...

私、辛いときはすぐ母親の顔が浮かんでしまいます。

でも今回は実家にも行けない。心配させるだけや。

娘が1才になる前から、「お母さんが元気なうちに早く二人目作ってー」とずっと言ってきた母。

母は大阪府から難病指定を受けている病気の持ち主で、私が高2のときからずっとステロイド剤や抗ガン剤を飲み続け、何度も入院したりしています。

そして私の娘を目に入れても痛くないほど可愛がってくれ、二人目の誕生も心待ちにしています。

私のダンナさんのことも「あんな良いダンナおらんで~。ホンマ優しいし、落ち着いてるし、安心やわー」と言ってくれている。


そんな母に、今回のことは何一つ言えない。絶対に言えない。


こんなにいっぱいいっぱいでも、さすがに朝から何も食べてなかったから、お腹は空いてきました。

なので長居ができるであろうミスドへ行きました。

普段から食欲旺盛、食べるの大好きな私なのに、全く食が進まない。お腹減ってるはずやのにね。

ミスドに着いたのが19時くらい。ここから娘が寝付く時間まで2時間半はある。

長いな~...しかも携帯、電源切れそうやし。

どうしよう。。。

結局1時間半過ごして、娘が起きている時間に帰宅しました。

ダンナちゃんのゴルフが終わり、4時くらいに電話がかかってきました。

そのころ私は、半日以上考えて、浮気の事実は問いたださないでおこうと思っていました。

ネットでいろいろ見てみると、結構この性感染症から浮気がばれるというケースを多いらしい。

そしてこんなにはっきりした証拠が出てるのに、絶対に男は浮気を認めないらしい。それどころか逆ギレして、とにかく大げんかになり、ひどい場合はそのまま浮気にもなりかねないとのこと。

私の中で、「フーゾクでお口サービスにより感染」という一番ショックが小さいシナリオができていたし、大げんか・離婚なんて望んでもいなかったから、浮気を問いただすのはやめようと心に決めました。

仮にどんな形で浮気してたにせよ、もうやってしまったことはどうしようもない。

それよりこれからどうするか、彼の出方をみようと思いました。

私の口から「浮気したでしょ?」と言わなくても、医者で言われた事実を話せば、私が浮気を疑ってるということはわかる話。

私から「浮気したの?」と聞かれたら「してないわ!」と返せるけど、私が黙っていられたら浮気を否定することすらできない。でも疑われている...という方がダンナにダメージを与えられるような気がしました。


そこで電話をかけてきたダンナにこう話しました。

「私の感情は抜きにして、病院で言われたことだけを話するね。今日、血液検査の結果を聞いて、クラミジアに感染していることがわかってん。(クラミジアって何?というダンナに対して)クラミジアは性感染症、性行為をしないとうつらない病気やねん。私が『ダンナさんとしか性行為はしていません』ってお医者さ んに言ったら、『それならダンナさんがどこかで感染して、ダンナさんから奥さんへ感染したと思います。』って言われた。ダンナさんも早急に検査して、治療しないといけないって言われた。それでクラミジアが二人とも完全に治るまで、えっちもできないんだって。私の方も治るまで他の検査も見送りって。もちろん子作りも完 全に治るまでできないみたい。クラミジアにいつ感染したかわからないけど、自覚症状がほとんどないから感染しても気がつかないことが多いみたい。クラミジアにかかってからずっと放っておくと、卵管に炎症が起こって閉鎖しちゃうこともあるらしい。そうなってしまったら、もう自然に妊娠は無理らしくて、体外受精しか方法 はないんだって。」

淡々と話すつもりが、途中涙声になっちゃったけど...

それに医者が言ったことに、かなり付け加えしてますけど?(もちろんダンナちゃんにダメージを与えるため。でも事実といったら事実なんだけど。。。)

ダンナちゃんは少しの沈黙のあと、「とにかく俺は帰ってすぐに病院行って、検査してもらってくるわ。あとの話は、帰ってから話そう」と言って、電話を切りました。