あつをの一服日記 -1127ページ目

バレンタイン・デイイヴのこと。

朝にサンドイッチ一つ、お昼にバーガー1個。
これが彼の食事だった。
明日はバレンタイン・デイだ。その夜ともなれば
イブということで、街は大賑わい、ということもなく、
というかそれを感じないまま帰宅したのであった。
彼は、今日は自炊しようと約一ヶ月ぶりに思いたった。
帰宅すると、すぐさま自炊に取り掛かる。
まずはご飯を炊くところから始めてみた。
計量カップに1合、自慢の魚沼産コシヒカリを
注ぐ。一回でバッチシ決まった彼は、自分に酔いしれていた。
さてと、炊飯ジャーの蓋を開けて米を入れる。
彼は、釜に入れて米を洗う横着な性格でもあった。
しかし、ここで緊急事態発生。
蓋を開けると、この世に1枚しかない絵が広がっていた。
生命の神秘である。彼は、すぐに蓋を閉めた。
なぜなら、神秘な世界は、時に畏怖の念を抱かせてしまうから。
そして考えた。この神秘の世界を打ち破らない限り、
彼には未来はなかった。そう思い立った彼は、勇気を振り絞り
もう一度蓋を開けた。神秘の世界をナイロン袋に閉じこめた。
その際、胞子が舞い散る。まさに、神秘。彼はその美しさに
息を呑んだ。いや、息を止めた。
そして、キッチンハイターを大量に注ぎ、放置。
2時間後、彼はもう諦めていた。
そして夕ご飯は食べないことにした。彼は神秘に負けたのだ。
彼は自然の大きさを痛感したのだった。

あつを

DOGVILLE

タイトルの映画を観ました。ニコールキッドマン主演です。
これは、かなり面白かった。
かなり嫌だと言う人もいると思うけど。
とりあえず、この映画、舞台が舞台なのです。
はぁ?って感じですよね。
ドッグビルというとある田舎町のお話し。
で、その田舎町、舞台にそれぞれの家や、庭の
絵が描いてあるのです。家具はあり。
つまり、実際にあるのは、人と家具と車のみ。
犬は絵。
物語は、かなり人間の愚かさや汚さが描かれています。

“偽善”

が描かれています。もろくはかないその偽善に
田舎の町の人は、“全員”しがみついています。
最後まで。
ニコールキッドマンは、都会からやってきた来訪者です。
観る方がいるかもしれないので、あまり書かないけど、
壁がないので、全部見える。そのカメラワークには
かなりの意志を感じて面白い。

あつを

上級救命講習その2

00af8c22.jpgちなみに、これが証明書。名前は本名で^^

あつを