「おかあさんがわしを頼らん・・・・」

 

お義父さんのこのつぶやきの背景には

 

お義父さんの認知症の進行が

ありました。

私たちと接するときは

穏やかな好々爺でいたお義父さんでしたが

 

お義母さんの話によると

「お父さんは何にもしてくれない。

 一日中寝転んで庭を見てるだけ・・・・・」

 

実際、お義父さんの様子を見ていると

立ち上がりが難しくなっているようで

一度横になると、反動をつけないと

起き上がれない。

何かをしようとしても

すぐには行動に移れない。

排泄の失敗も多くなり、

それでも手を借りることは良しとしない。

家の中の尿臭、便臭がこの頃から増えていったように思います。

 

お義母さんからしたら

お義父さんは

すぐには動いてくれない(動けない)

だから、お父さんには頼めない

息子にお願いしよう。

 

お義父さんはわしがしてやるのに・・・・

 

そのイライラが暴力や暴言になっていく。

 

イライラが昇華出来たら

すぐ忘れる。

 

私たちが知らないところで

お義父さんとお義母さんの壮絶な老々介護が行われていたのです。