北九州市八幡東区の山中にあった九州民芸村。
閉鎖になって久しく、自分の記憶からも消え去っていましたが、
先月初旬、ふとこの名前を思い出し、
その後どうなっているのか、出かけてみました。
ネットで検索してみると、未だに営業当時の様子が出てきますが、
閉鎖されたのは2009年、既に11年経過しています。
自分にとっては「まだたった11年?」という感じ。
その九州民芸村は、広大な駐車場の先に敷地の入口が見えます。
少し古びた「売地・貸地」の看板も。
木彫りの九州民芸村の看板。
北九州発祥、タクシー会社大手の第一交通が運営していました。
門の先にあるのは、本館ともいえる“ようび館”。
全く記憶にないのですが、レストランが入っていたようです。
程よく廃墟になっていて、いくらでも侵入できそうですが、
そこは心にブレーキ。
“ようび館”の手前にある、この和風建築は何に使われていたのだろう?
県道と、それに沿って流れる渓流(名称不明)とに挟まれた細長い敷地に、
あるサイトによると15棟の建物が並んでいます。
同サイトによれば、
「九州の民芸家具をはじめ、びいどろ細工や陶芸、
染織などの製造工程を見学でき」、
「手仕事体験で作品(焼き物やトンボ玉・ステンドグラス・染め織・木工)を
作ることができます」とのこと。
しかし、この立地で、一時的にしろ賑わっていたのだろうか?
下の写真では、向かって右側が九州民芸村。
左側の塀の中も廃墟。
ここは何だったのだろう?民家のような、料亭のような…
九州民芸村の関連施設でしょうか?こちらの敷地もかなり広いです。
前述の、敷地裏手の渓流。
対岸はサイクリングロードになっています。
対岸から敷地内を覗き見ようと試みたのですが…樹木の繁茂により、それは叶わず。
その代わり、サイクリングロード脇に打ち捨てられた
ハンディーマッサージャー発見。
何故ここにこんなものが???
因みに、由布院に九州湯布院民芸村というのがありますが、こことは無関係。
こちらは現在リニューアル中だそうです。