平和への願い。福田康夫です。
オリンピックのシンボルとも言える「五輪」の旗は、近代オリンピックの
父とも呼ばれる、クーベルタン男爵が考案したものです。
5つの輪が五大陸の結合をあらわしているだけでなく、白色の地に、輪の
色として青、黄、黒、緑、赤の5つが用いられているのは、これらの色で世
界の国旗のほとんどを描くことができるからだそうです。
ここには、世界中の国々から人々が集うオリンピックを通して、平和でよ
りよい世界を実現したいという、クーベルタン男爵の願いが込められていま
す。
しかし、
今日、一部で、国際社会の情勢が不安定さを見せる中で、一国だけの利益
を追求しようとする風潮がないとは言えません。
しかし、私たちは、内向きな志向のとりこになることなく、心を開き、そ
のまなざしをしっかりと世界に向けながら、歩んでいかねばなりません。こ
れからも、平和協力国家として、世界の恒久平和の確立に向け積極的に活動
します。
今回の北京オリンピックには、過去最多の204の国と地域から、選手た
ちが集まりました。
「人生にとって大切なことは、成功することではなく、努力すること」
クーベルタン男爵は、各国の選手たちが、勝ち負けを競うことよりも、互
いに一生懸命努力する姿を目の当たりにすることが重要だと考えていました。
そして、それこそが、文化や国籍の違いを超えて相互に理解しあうことにつ
ながり、ひいては、世界平和に貢献できると考えていたのだと思います。
日本選手の連日のメダル獲得は本当にすばらしいですが、メダルには及ば
なくとも、一生懸命に努力し、精一杯の力を出し切った選手の皆さんの清々
しい姿は、見ていてとても心地よいものです。
北京オリンピックも、残すところあと4日。選手の皆さんには、これまで
の努力の成果を余すところなく発揮して、その清々しい姿を世界に向けて発
信していってもらいたいと願っています。
[福田内閣メールマガジン]
<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
総編集長:内閣総理大臣 福田康夫
編集長 :内閣官房副長官 塩谷立
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)