2021年3月1日(月)、今年もダンス部21期生が無事に卒業。
さて、何を書こう…。
ここ何年もこのブログに卒業式の際に生徒たちにメッセージを残してきた。
しかし、今年は何と書けばいいのやら…。
最も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた学年。
例年なら、人生の本番はこれからだ!とか、高校生活で輝けたのは自分自身の力ではない!とかまだまだ勘違いするな的なメッセージを送ったことが多かった。
しかし、今年の生徒たちが完全燃焼しきれたのだろうか…。
そう思うと安易に言葉を掛けられない。。。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの部活動の大会が中止となってしまった。
ダンス部でも同様に、多くの大会やイベントが中止やオンライン開催となった。
部活動ができない期間も長く、何を目指して部活動に励むのかわからなくなってしまい目標を見失ってしまったことと思う。
競泳の池江璃花子選手は、白血病と戦い、出場を楽しみにしていたオリンピックも延期される最悪な状況の中「どんなにつらくても、希望が遠くに輝いているからこそ前を向いて頑張れる。」というメッセージを伝えてくれた。
もしコロナ禍がなければ、生徒たちは何も考えることなく多くの大会やイベントに出演し、高校生活を謳歌していたことだろう。
しかし、この経験により日常がどれほど尊いものかが身に染みて理解できたはず。
日常のありがたさを身をもって学んだ生徒たちは、誰よりもそのことを次の世代に伝えることができる人材になれると信じるしかない。
唯一の希望の光として、引退公演だけはしてやりたいと思い何とか実施に漕ぎ着けることができた。
それが功を奏したのかはわからないが、21期生は誰一人辞めることなく引退公演を迎えてくれた。
コロナ禍でも、素晴らしい背中を後輩たちに見せてくれたと思う。
高校生活は終わるけど、みんなの人生は決して終わりではない。
まだはじまったばかり。
今後も光は何度でも降り注ぎ続ける。
21期生のみんながそれぞれの道で光輝くことを心から願っている。
そのことだけは忘れないように。
とりあえず卒業おめでとう!!