【パナシア】
パナシアは、上記問題点を考慮し、万人向けに考案された技法です。


シンプルですが、根気が必要な分、その人のやる気に依存しているとも言えます。


シンプルな分、疑問が出てくるのは当然です。


それを如何に消化するかも課題です。私が友人等に伝えるときも、面白い質問が沢山でてきますので敢えて記述しました。



波動干渉は、慣れてしまえばどこでも出来ますが、パナシアの方が慣れてしまえば、より自由度は高いと思います。


歩きながら、電車の中、仕事中でもどこでも使えます。

従って、量をこなすことが可能となり、軌道に乗れば、不要な自我を簡単に処理できるようになります。


波動干渉がポジティブな成功体験等本人の資質を利用する場合がありますが、パナシアの特徴は、人間本来が生来持っている本能的な機能を利用し問題解決を図るところです。


パナシアのセミナーが始まってから、「ゼロ化」という言葉が飛び交うようになりました。

解りやすく言うと「ネガティブな情動を取り除く」ということです。


パナシアの効果は、この点にあります。


パナシアの目的は、全脳一致状態を日常的に作り出すことです。



そして、パナシアをより深く役立てるには、「受動的集中(拡散的集中法)」「能動的集中」「禅定」をマスターする必要があります。


【パナシアの更なる発展系】
これは、昨年から今年に掛けて開発中のものです。


どこから、どこまでパナシア?と呼ぶのか今は明確な定義はありません。


故に、技法は松竹梅とありますが、本質的なパナシアは、未だ進化の途中と認識しています。

今は案内できる時期ではなく、許可も必要ですから割愛します。詳しくはアークのサイトをご覧ください。


【波動干渉、パナシアの問題点】
先にも述べましたが、シンプルが故の難しさがあります。

アークの特徴は、米国系のセミナーに見られるような、ぎっしりと記述された教科書的なものはなく、技(メソッド)中心としたものです。


それ故、学ぶ(真似る)、やってみる(経験する)、その中から芽生える疑問や質問や経過に対して、アドバイスを個々人に対して行なうという手法を採っています。


自らが求めていくことで、スキルがアップするという点では、受身教育慣れしている方にとっては、得るものが少ないでしょう。



そもそも安田隆氏が、この世界に関わる切っ掛けとなったのは、ドラマー時代に神掛かった経験を論理的に解き明かし、何時でもその状態を再現できるようになるという目的から始まったと本人から聞いています。



宮崎氏とは、動機の部分で異なり、同じような分野にカテゴライズされそうですが、辿った道や視点、考え方には大な違いがあります。


「悟り」の定義については、TAWの指す悟りとアークの指す悟りは異なります。


定義が異なるため、両者の「悟り」を比較することはできません。


一つ言えるのは、アークの「悟り」が昔から言うところの「悟り」を示しているのは間違いありません。



安田氏の「本質」を捉える視点は一品です。

心理分析も表情以外からセラピーなしで読み取る力があります。


アークは一朝一夕に理解できるものではなく奥が深いです。


(つづく)