思考が現実化する!


この思考とは何でしょうか?


この定義が曖昧なままだと混乱を招くことになります。


この点を明確にしているものは多くありません。


一般の方が考えるように、多くは左脳的思考を思考と扱っています。


ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本の内容も同様です。



私が考える思考とは、計算し文章を書くなど論理的な思考のみならず、イメージ、感覚、反応など人間が刺激を加えられたときに、それを処理(思考)し出力することです。



先のブログに書いたように


 刺激 → 反応 → 結果


この反応こそ思考です。


ですから、手をつねられたときの思考は、

 「痛い」
 「怒り」
 「不快」
 「反撃」
 「言葉の表現」
 「感情を声に出す」

など、一連の反応を指します。



意識的な思考や無意識のみならず人間本来の本能的、生理的反応を含め「思考」と定義します。


私達は、「梅干」をイメージしただけで、唾が出ます。


これも思考です。



言葉で表せる思考ではなく、言葉にならない思考すべてを扱わなければ、多くの人は「思考が現実化する」とは思えません。


「何となく嫌な感じがする・・・」


こんなとき、あなたの脳はどこで思考しているのでしょうか?


体が感じるこの感覚的な思考は、時に直感とも言われます。


また、スピリチュアルな世界では、霊や邪気などとも表現されます。



「嫌な感じ」をビジュアル化するのが得意であれば、それが「霊」や「悪魔」となって、見える人もいるかも知れません。



この「嫌な感じ」や「相性が悪い」という場所、モノ、人、それぞれが自分に与える影響は大きいのです。


相性が悪いモノを身近に置いておくだけで、視界に入らなくとも体は感じ、体が思考します。


体はいつも気配を感じているのです。



朝、部屋の空気を入れ替える。


身の周りの掃除をきっちりと行う。



これらは、道徳的な話ではなく、自分の意識に大きな影響を与えているということに気づく人は多くありません。


日本電産の永守重信氏が、赤字の会社を黒字化させるコツは、整理整頓と掃除だと言います。


私は、最近、改めて不要なものや捨てられなかったものを思い切って捨てました。


モノに宿っている不要な過去を清算するためです。



その昔、人は言葉を知りませんでした。


そのため、様々な手段で、コミュニケーションを取っていました。


私達にとってのコミュニケーションの方法は、言葉やおしゃべり、文字だけではありません。


人間の脳が発達し、聴覚や視覚のコミュニケーション方法が主流となりました。


しかし、感覚的なコミュニケーションが全く無くなった訳ではありません。



あなたは、自分の体が思考した意味を理解できるでしょうか?


思考の鍵と秘訣は、この辺りに隠されているようです。