今回は、繰延資産についてです。
あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、私も簿記の勉強を始めて、初めて知りました。
繰延資産については、下記のような費用があります。
・法人の創立費用
・法人の開業費用
・株式の発行費用
・社債の発行費用
など
要するに、会社を登記するまでにかかったカネや営業を開始するまでにかかったカネ、資金集めに絶対必要なカネなどは一旦資産として計上して、数年かけて償却しましょう、ということです。
(全額費用とすることもできますが、それだと簿記の試験としては面白くないので、まず償却について問われると思います)
繰延資産は、一応は費用ですので、仕訳では借方に記載をします。
そして、それを建物などの固定資産と同様、数年かけて費用として償却し、最終的には0にします。
最後に、創立費と開業費についてまとめます。
つまり、
創立費…会社を創立するための登記などにかかる費用
開業費…会社が創立されてから、実際に営業を開始するまでにかかった費用
という解釈でよろしいかと思われます。
簿記の仕訳の問題で、引っかかりそうな部分です。
どっちを使えばいいのかは問題文に明記してありますが、焦ってると科目を間違えそうなので注意した方がいいと思われます。
違っている部分があればご指摘いただければと思います。