もう30年も前になるんですね。
ボビー・ブラウンは、僕にとって、90年代で特別なスーパースターの一人です。。
僕が初めてアメリカに行ったのが1989年。
そのとき現地で大人気だったのが、前年1988年に2枚目のソロ・アルバム”Don't be cruel"を発表して勢いに乗っていたボビーです。
そのアルバム"Don't be cruel"は僕にとって忘れられない一枚で。
あれを聞くと今で僕が過ごしていたアイオワの景色や空気、そしてその時の気持ちを思い出して切なくなります。
そんな人気絶頂のボビーが、これまた超人気だったホイットニー・ヒューストンと結婚したのが1992年。
超スーパースター同士の結婚に、これまた憧れたものです。
そして結婚後すぐに発表された、ボビーのソロ3枚目のアルバムが"Bobby"で、上記の"Something in common"はその中に収められた、ホイットニーとのデュエット曲です。
僕はこのアルバムの中でも、"Something in commonn"がすごく好きなんです。
なぜか。
それは「自分自身を重ね合わせるから」です。
当時人気絶頂だったボビーです。
しっかりいきってます。
でも、どんなにボビーがいきっても、ホイットニーには絶対勝てないんです。
ボビーがどれだけいきっても、それを「ハイハイ」とばかりに包み込んで、ボビーを手のひらの上で転がすホイットニー。
僕と姉です。
ボビーとホイットニーは、ホイットニーのほうが年上の姉さん女房です(古い言い方だなあw)。
僕が調子に乗っていきっても、姉の器の大きさ、人間としての魅力・能力には及ばず、手のひらの上で転がされている。
ボビーとホイットニーの関係って、僕と姉の関係と同じような気になるんです。
残念なことに、ホイットニーは2012年に亡くなりました。
それまでにも二人の間にはいろいろと問題も生じたようですが、ボビーは最後までホイットニーのことが大好きだったと思います。
そして最後まで、ホイットニーはボビーを手のひらの上で転がしていました。
姉はまだ元気ですが、この曲でボビーとホイットニーは、まんま、僕と姉です。
僕も「めんどくさい世界」に半分足を突っ込んで生きてきているので、いきって生きている部分がかなりあるのですが、それも姉の大きさに、全く、全然敵いません。
僕は姉には絶対敵わないし、僕なんかどれだけいきっていても、良いようにあしらわれています。
でも、僕はそれで良いし、姉が大好きです。
そして、姉をとても尊敬しています。
「尊敬」って言うか、英語でいう"to respect"であり、"to love"です。
このボビーとホイットニーの"Something in common"は、そんな僕と姉の姿に、本当にかぶるんです。
公式プロモーションビデオもそんな感じでいっぱいです。
この公式プロモーションビデオも大好きなですし、冒頭に貼り付けた"Soul Train Award"の"Something in common"は何か、まさに"いきっているボビー"と、"全ての面でボビーより人間の格の大きなホイットニー"というのを僕は感じます。
まさしく、姉と僕。
僕が大好きな曲の一つです。
でも姉は全然、そんなふうには感じていないようで。
姉の人間力は大きいなあ。