占い依頼を受けました。少し、日が空きますが。
その方は、私の事を以前から知っていた訳ではなかったのですが、依頼されました。
で、実は、占いの原則の一つに、こういうのがあります。
「一度受けた占いを断ったり、簡単には内容を変更できない。」
たとえば、その人が、事業に悩んでいるとして、占いを依頼されたとします。
しかし、その人が、実は、事業がうまく行かない原因が、恋愛問題だったとします。
そうであっても、占いとしては、あくまで、事業に関してを占う事になるのです。
実際には、カードは正直ですから、本人が何と言っても、過去の位置や現在の位置に、恋愛に関するカードが出るでしょう。
読む側としては、あなたの事業がうまく行かないのは、実際の所、男女問題ですね？ と尋ねる事になると思います。
結局のところ、同じ人間を占う訳ですから、切り口をどう分けても、出るカードは一緒です。
でも、問いが、事業に関してなら、結論もやはり、事業に関して、です。
占う側も、カードをシャッフルする際に、そのテーマに的を絞ってから行います。
だから、容易には、占いの内容を変える事は、できないのです。
占いの依頼をされる時には、よく、何を占って欲しいかを吟味して、整理してから来ていただきたいです。
実際は、自分、シャッフルする際には、極力、無心で、雑念や先入観を入れないように占います。
運命を切り拓くのは、私ではなく、私に占いを依頼された、お客様の仕事です。
私がやってるのは、カードという、人類の意識に潜り込んで運命を告げる道具が何を示しているかを代弁する事です。
私を信じないで結構です。私が仲介している、カードの託宣を信じて下さればいい。私は、その点、ただの機械です。
運命は切り拓くもの。正しい行動は、凶運を打ち破り、吉運を招き寄せる。
私の役目は、逆境、不幸、困難、絶望、そういった苦しみにある者を立ち上がらせ、運命と戦う手助けを与える事です。
そして、人を幸せにして、自分自身が一切幸せにならない、それが占い師というものです。
あなたの人生が、生まれた瞬間に決まってるなんて、そんな事はありません。
こういうことを、ネット上で書いても、結局、それで、占いの依頼に繋がるケースは稀です。
やはり、本当に必要とする者だけが、依頼に来るようですね。