株の本を読んでみました。
株式市場というものは、大儲けするか、大損こくか、どっちからしいです。
皆、大損こいてるらしいです。
その理由の最たるものが、「市場は変化に対して投資するものだから」らしいです。
業績好調、経常利益がナンボで・・・
という企業の場合、その状態で安定しているので、大儲けもなく、大損もない。
そうなってくると、変化が無いので、誰も売買しないらしいです。
だって、儲かる、というのは、自分が仕入れた株式を誰かに転売して、それで、だからです。
ひょっとしたら大損するかも、という心理に付け込んで安く買い叩く。そして、後で高く売る。
市場は、戦場で、食うか食われるかの修羅場らしいです。
ただ、証券会社の知り合いが言うには、以下の通り。
「自己資金の2倍以上には、まずならない。」
上がるか下がるか、どっちかだかららしいです。
勝てば2倍。負ければ0倍と。シンプルすぎて怖いですね。
私は長く、好きな銘柄があったら、それを買って、寝かせておけばいいんじゃないの? と思ってました。
違うようです。その場合、「変化」や「可能性」や「夢」はゼロです。
そのうち、自分が飽きて、持ってる意味が無くなって、売って大損と。
安心、安全、安定が欲しければ、保険でも手厚いのに入ればいいんですよ。
尚、銀行預金というのは、アレ、実はズルらしいです。
皆が、預金を増やせば増やすほど、経済が鈍化するらしいので。
未来に得られるはずのお金を現在に持ってくるのが、借金。
現在あるお金を未来に持って行くのが、貯金。
銀行預金の利率が異様に低いというのは、預金しても、お金の価値自体は変わらないかららしいです。
銀行の任務は、お金、つまり財産の保存にあると。そして、それはいずれは使う物、と。
自分の場合、結婚という事を目標にしています。
40歳が来るまでにはしておかないと、子供が20歳になる頃に、自分、60歳になっています。
結婚する場合に、お金の問題として、何が問題になるか?
書いた通り、約20年間に渡って、子供の教育を行わねばなりません。
お金が必要なのは、今では無いという事になりますが、遠い未来でもなく、約20年間に渡ってです。
たとえば、資産運用でそれを捻出するとしましょう。どういう方策がいいか。
約20年間、少しずつ、お金が貰え続ける契約で、それをさらに約20年かけて、少しずつ、返していく契約です。
何ソレ? と自分でも思いますが、目的からしてそうなります。
今、自分が34歳、たとえば、上記の内容の金融商品で、54歳まで月々支払われ続け、さらに74歳までに返していく、契約。
性質としては、借金になりますが、ちょっと妙です。強いて言うなら、教育ローン?
生活費を補助する意味で、月々10万円、年間120万円、20年で2400万円。それをたとえば10%複利の20年支払いで・・・、総額1億7760万円、20年間、つまり240か月に渡って支払って、月々、74万円? そりゃ無理・・・、あれ?
計算違うかも。一瞬で2400万円借りて、それを20年間10%複利で返すなら、そうなる。けど、貸す側は、一度に大金を貸す訳じゃなくて、20年間に渡って、ちまちま貸し付けて、その後で返済してもらう言う話。なんなら、逆転させてもいいぐらい。
20年間2400万円を借りて、20年後に10%複利で一括返済するならば? 総額2640万円の返済となる。これは、状況にも依るが、返せる可能性がある。
細かく見てみよう。初月10万円借りている。次の月にまた10万円借りる。1年後には、132万円になっている。
それを20年間繰り返すと? 総額7560万円。それを240か月かけて返すなら、月々31万円。元金の3倍以上?
あれ? でも、ちょっと待て。日本の法令上、元金の2倍までしか、利息は掛からない筈。
だから、一瞬で2400万円借りて20年で返すなら、総額は4800万円にしかならない。月々20万円? 利率は近似値計算で、約6.225%年複利。
でも、この金融商品のミソは、一瞬で大金を借りる訳では無いという事。ちまちま、借り続けて、ちまちま返す。
どちらかと言うと、個人年金の積み立ての、受け取りと支払いが逆転しているのに等しい。
若い時に借りておいて、歳をとってから返す訳だから。
方向性としては、奨学金にあたる。
つまるところ、40年間に渡って借り続けて、40年以内に好きな時に返済する契約ということになる。
当然、法令上の、利息は元金の2倍までというのに引っかかるから、2400万円借りるなら、利率は近似値計算で、約1.75%年複利。
銀行が貸すかなぁ・・・? 第二種奨学金でも3%が下限で20年以内に返済しないといけないらしい。
2400万円借りたとしたら、債務全体は4334万円、月々18万円の返済とか、無茶苦茶。
三井住友銀行の教育ローンの場合、年収200万円(給与所得で)の人じゃないと借りられないらしい。上限は300万円で、さらに年収の50%までしか借りられない。年利複利3.475%。
子供の教育にお金がかかることは間違いないが、たとい、借金する場合でも、3%年複利と20年の返済期間の壁は変わらないらしい。
また、おおむね300万円しか貸してくれない模様。
株式の運用で、月々10万円儲けようと思ったら、多分至難の業。5万円用意して、10万円になるか、0円になるか言う話。
でも、株式には最低単価というのがあるから、下で1000円の株式を100株買って、10万円、それが2倍以上に値上がりして初めて10万円の儲け。
配当に関しては無いのもあって、たとえば住友林業の株式だと配当は一株あたり40円。年二回だから、1年間かけて8000円。15000株ぐらい買う資金があるのなら、可能な方策。ただ、その場合、今日の株価が1644円だから、2億4660万円の資金があるならの話。あれば苦労しない。
あとは、保険ということになるが、これは難しい。保険をかける場合、事故の予測を立てなければならない。
月々掛金を納めておいて、いざと言う時にドカッと出る感じだから、何とも。
自分自身に生命保険の高額の死亡保障をかけたとしても、いつ、どこで死ぬのか判るなら苦労はしない。
それ以前に、自分が入れる死亡保障は、精神障害者だから500万円が関の山。
しかも、事件性のある場合、保険会社は絶対に、保険金を支払わない。掛金が無駄になるだけ。
例えば、自分と結婚した女性が、自分に生命保険を掛けて、自分をこっそり殺したとする。
そうなると、その女性は逮捕され、さらに、保険会社も保険金を支払わず、死体が二つできるだけ。
また、事故を予知していたり、作為が含まれると疑われる場合には、審査が長引くだろうし、下手すれば支払い拒絶。
結婚しようにも、自己収入が少なすぎて、融資も通らず、投資も困難、保険は不可能。
宝くじでも買いますかね? あれで一等当てれば、まぁ、結婚はできるだろう。
結論は、10万分の1の確率に清く賭けるしかないという、何とも・・・。