酷暑 | 最強のボランティア

最強のボランティア

口だけ指導者

週末は連戦で、土曜日はダブルヘッダーでジェットストリームとFPでカワグチ、昨日はフォルチとホワイトスターとの対戦でした。

土曜はやや曇りがちの中、伊勢崎でジェットとのTMでした。昨年もこの時期にこの場所でTMしましたが、暑かった記憶があります。

相手の構成はわかりませんが、U13と数名の14選手が居たように思います。

正直、少し力の差があったと思いますが、それでも良い意味で確りと弱い者いじめ出来るのは大切です。

余裕を持てる中で、確りとゴールを決める事は大切です。

それから急いで移動し、FPでカワグチと対戦しました。

クラブの戦績では圧倒的に相手が格上です。

やはり試合前から行動が違います。

まだ本気の勝負をする時期ではありませんが、やはり寄せや球際は速く強い、浮き球の処理も確りと前で弾きます。

ある意味で厳しいサッカーと対峙すると、丁寧なサッカーはさせて貰えずどうしても戦いになります。

勿論公式戦になればそういう戦いですから、今後確りと対応出来るように成らなければなりません。

結果は0-0の引き分け。

やりたい事が出来ない中で、相手にもやらせない戦いが出来た事はそれなりの収穫です。

ゲーム後残ってTMの誘いを受けましたが、私の優しさなのか甘さなのか分かりませんが、この日はそのまま引き上げました。

深谷の中山道は賑やかでしたね。


前日に息抜きをさせましたので、昨日は少し頑張らせようと思っていました。

しかし、暑さもあり数名が体調不良を訴えたりと、やはり厳しい環境だったと思います。

あの環境下では、もはやスポーツの限界でしょう。

危険を侵してならない事を前置きします。

選手の士気も上がらない中、正直不甲斐ない内容が続きました。

仕方ないと思う反面、ある光景が目に入りました。

2-4で負けたあと、勝ったチームがゴール裏でダッシュを繰り返していました。

負けたチームがだらだらして勝ったチームが走っている。

そりゃ負けますわな。

しかもあれだけ走ってもバテる選手がいません。

チームの考えですから、あの環境下での走りについて是非など唱えるつもりもありません。

しかし、何故かれらは走りきれて我々は不調を訴えるのでしょうか?

昭和の根性論を持出すつもりはありませんが、意識と自己管理が違う事は明らかです。

暑い中多くの保護者も観戦に来てくれる中、不甲斐なく終わる訳には行きません。

選手を集め激を飛ばし、集中する事の意義を説きました。

勝ったチームが失点した事の罰走(たぶん)をしている事実を知って、選手もショックを受けたようです。

確実に彼等の意識が上がりました。

そこで今度は、先ず何をすべきかその指示をしました。

足の速い選手に対して、その速さを見せてみろ。

遅い選手には相手より先に動き優位にたて。

先ずは全力でボールを追え、全力でプレスに行け、それだけで集中が途切れる事は無い。

そう言って送り出しました。

結果、見ていた方はその違いをはきっりと認識出来たでしょう。

まだまだその意識の低さを学んだと思います。

前回のゲーム後にも選手に言った事ですが、何で最初からあのゲームが出来ないのか?

最初から出来れば、その後は更に高いレベルに行けるはず。

最後に帳尻を合わせても、それは元に戻っただけで何の成長ももたらさない。

今回は選手に伝わったと思います。

あの負荷の中で我々のやりたい事を出来るようにする、そうで無ければ都合良い弱い者イジメしか出来ないチームなのです。

つまり、普段のTRから全力でやるのが当たり前で、それをスタンダードにしなければ自己満足チームから脱却出来無いのです。

子ども達にそれを求めるならば、我々もそれに見合う行動をするのは当然です。

それこそ口だけ指導者ほどみっともない者はありません。

この子達は、緩んだ我がクラブを立直してくれる原動力になる、そんな予感がします。


子どもが充実していれば、保護者も理解協力をしてくれます。

土曜日、私がワンマンで動いていた時、何か用事があれば言って下さい、そう声を掛けて下さった保護者が居ました。

丁度その時、体調不良を訴えていた選手が居ましたが、ゲーム前のマッチミーティング、選手のアップと試合準備で、手が足りない状態でした。

試合直前になればもう一人スタッフが来ますが、この段階では何かを犠牲にするしか無い状況でした。

その好意に甘え、体調不良の選手を見ていて欲しいとお願いしました。

頭が痛いとの訴えだった為、放置など出来無い状況下で本当に助かりました。

また5月からTMのビデオ撮影して、その日の内にユーチューブにアップして下さる保護者も居ます。

保護者とは一定の距離を保って接する、それは当たり前ですが、完全ブロックしたりコミュニケーションを避けるのは違います。

何よりも味方に付ければ、これほど有難く強い存在はありません。

私は人相が良くありませんしイカツイ雰囲気だと思いますが、気軽に雑談にも応じます。

選手、保護者、スタッフが三位一体とならなければ良い活動は出来ません。

これから冬に向けて一気に駆け抜けたいと思います。