『キャベツになれ』
これまでキャベツのように芯のある人間になれというメッセージを贈り続けてきました。

キャベツも芯がしっかりしていないと葉がバラけてしまいます。
木も芯となる幹がしっかりしているから、枝や葉が安定しているのです。

トイレットペーパーも芯がないと巻き付けにくいはずです。
何事も芯がないと身に付きにくいのです。

芯のある人は、たくさんのものが巻き付いているので、強いのです。
芯のある人は、たくさんのことを身に付けているので、あたたかいのです。

ちょっとやそっとの衝撃には負けません。
冷ややかな風が吹いても動じません。

芯のある人間になると手に入るものは「強さ」と「あたたかさ」です。

芯のある「強さ」とは、他人を蹴落とすことではありません。
自分の力を見せつけることでもありません。

苦しいとき、誰かのせいにせず踏ん張れること。
自分の弱さと向き合えること。
自分に嘘をつかないこと。

それが真の「強さ」です。

芯のある「あたたかさ」とは、無理して笑うことではありません。
我慢して人に合わせることでもありません。

相手のために厳しい言葉を言えること。
相手の痛みを想像できること。
相手の幸せを自分のことのように喜べること。

それが真の「あたたかさ」です。

強くあたたかい人間になれ。

主役となる人は皆、「強さ」と「あたたかさ」を持っています。

芯のある「強さ」と「あたたかさ」を持っているあなたが次の主役です。

大学講義8日目⑦限目より