「逃げ恥」というドラマが流行ったことを覚えていますか?
「逃げるは恥とかいつの時代?」の略です。
素晴らしい内容のドラマでしたね。
ラグビー部出身の体育会系の主人公が、仕事で追い込まれてしまう話です。
今までは何でも自分の力だけで乗り越えてきたのに。
責任感と使命感で追い詰められていく主人公。
そんなときに高校時代のラグビー部の恩師と再会します。
「お前、それノットリリースザボールの反則だぞ」
「お前はラグビーから何を学んだんだ?」
「1人でやろうは馬鹿野郎だ」
主人公は、壁にぶち当たって倒れてしまったときはボール(仕事)を放さないといけないことを思い出しました。
仕事もラグビーも1人では成り立たないことに気がつき、成長していく物語です。
ファーストテイクにしてはなかなか良いストーリーが出来上がりました。
余談ですがファーストテイクっていいですよね。
勢いで綴った物語でも愛着が湧いてきます。
映画化されることを見越して、我が県のスター「サンドイッチマン」さんにアポ取りしてみますね。
富澤さんが主人公で、伊達さんが恩師の設定でお願いします。
皆さんも、自分がピンチになったら「助けて」のパスを出すべきです。
自分が囲まれているのだから、周りの誰かは動ける状態です。
壁にぶち当たると味方が誰もいないように見えますが、後ろには頼もしい仲間が支えてくれています。
迷わず後ろの仲間にパスを出しましょう。
それがラグビーのルールですから。
前に進むばかりが人生ではありません。
横に、後ろに、紆余曲折を経て、唯一無二の人生を歩みましょう。
「大丈夫。きっとどこかで上手くいく。」
そんな声が聞こえてきませんか?
私もこの仕事から逃げ出したくなったら、迷わず逃げます。
ちゃんと辞めます。
だって死ぬわけにはいかないですから。
私がいつか誰かの主役になる日が来るのであれば、その日まで死ぬわけにはいきませんから。
だからちゃんと逃げるのです。
皆さんの周りにも、倒れているのにボールを離さない人がいたら教えてあげてください。
「それ、ノットリリースザボールだぞ」って。
大学講義8日目⑥限目より