時代の流れか、忙しさのせいか、昔に比べて本を読む時間がないと嘆いている人に忠告を。
それは時代のせいでも、忙しいからでもなく、あなたが他のものを読んでばかりいるから、本を読む時間がなくなっただけです。

朝8時から夕方17時まで、仕事しながら(学校行きながら)ずっと読んでいるもの、あるでしょう?
「空気」です。
1日中、場の空気を読んでいませんか?
あなたが本を読む時間がない原因は1000%、空気の読みすぎです。

いつでも、どこでも、誰といても、空気ばかり読んでいたら、他のことは手に付かないですよね?
本を読むと学びがありますが、空気は読んでもため息しかありません。

空気は読むものではなく吸うものです。
会社や学校の空気を吸うより蔵王連峰か高尾山の空気を吸ってください。
さあ、仕事なんか放ったらかして有給休暇で旅行にGOしましょう。
有給休暇を取ることは義務ですから。

「空気を読む」を他の言葉で言い換えると「多数派に乗っかる」です。

例えば、AとBのどちらのプランが良いか選ぶときに、自分はAプランに魅力を感じていても、他の人たちがBプランを推していたら乗っかってしまいますよね?
自分1人でAプランは推せないですよね?

空気を読んで疲れ果てている人にとっては残念な話ですが、あなたが疲れ果てるまで読んだ空気は、次の瞬間には泡のように消えているのです。
自分の周りの空気なんて一瞬で入れ替わりますから。

そもそも世の中は多数決で決まっていないので、多数派に合わせること自体が的外れなのです。
多数派に合わせても、それはその場をやり過ごしただけで、時間を無駄にしただけです。

失礼ですが、あなたが無駄にした今日という時間は、昨日この世を去った誰かが、死ぬほど生きたかった明日なので、時間を二度と無駄にしないでほしいと切に願います。

世の中は多数派ではなく、一部の人たちの話し合いで発展してきました。
世界を変えるのはいつも少数派で、1人1人の意地です。

特にこれからの時代は、多数派に支持されるメガヒットより、たった1人に支持されるクリティカルヒットを目指すべきです。

あなたのことを必要としてくれる人が1人でもいるならば、それはとても幸せなことです。
その1人のために生きることが、あなたの幸せです。

空気ばかり読んでいると、自信を失って自身を見失うことになるので、読むなら本にしましょう。

大学講義7日目⑤限目より