話し合いで大事なことは4つあります。
Safety」(安心)
Listen」(聴き合う)
Ownership」(自分事)
SLAM DUNK」(協調)
(協調を英訳した結果こうなりました)

この4つの条件が揃うと話し合い(ブレインストーミング)が上手くいきます。

ところで協調性って何でしょう?
協力しろってことでしょうか?
周りに合わせろってことでしょうか?
わがまま言うなってことでしょうか?
我慢しろってことでしょうか?

いろいろな捉え方があるとは思いますが、最近は協調を勘違いしている子どもたちが増えてきました。

やっぱりこれって学校のせいな気がします。
(学校関係者が学校にメスを入れないと何も変わらない説を信じているので切り込んでみました)

協調とは周りに合わせることではないのだけど、学校では周りと同じようにと教えられます。

協調とは嫌なことを受け入れることではないのだけど、学校では我慢することを強いられる場面が多くあります。

学校で教わることは大切なことですし、学校の役割を考えると仕方ない部分もあります。

協調とは、スラムダンクの桜木花道と流川楓の関係のことです。
仲が良い悪いは関係ないのです。
考え方や価値観が違っても「山王を倒す」という共通の目標に向かって、お互い大嫌いでも協力はする。
そこには(バスケットにおける)相手へのリスペクトと信頼があるのです。
これが私の考える協調です。

協調は「No」と言わないことではないのです。
むしろ「No」と言えない人は、協調性もない人です。

だってお互いに「No」な部分は絶対あるわけで、それをスルーして目標達成なんてできるわけもないですよね?

「山王を倒す」という目標を達成できたのは、お互い本気でぶつかり合って切磋琢磨した日々があったからです。

社会に出たら、「No」と言えない人は「無No」で無能と見られてしまいます。

しっかり協調して、言うべきときに「No」と言える人が「言うNo」で有能となるわけです。

大学講義7日目④限目より