時間の価値 | ATSUSHIの等身大ブログ♪

ATSUSHIの等身大ブログ♪

考え方を変えると人生はもっと楽しくなる♪
思考改善・モチベーション・ウェルビーイングなど、社会生活で使える小ネタや日々のことを気ままに書いています♪

◯◯銀行の話

あなたはこれから毎日、86,400円がもらえます💰

ただし条件があります。

それはもらったらその日のうちに使い切ること。

使い切らなければもう86,400円はもらえません。

 

さて、あなたはどうしますか?

もちろん、何がなんでも毎日86,400円使いますよね??😆

 

ではこれが、86,400だったらどうですか?

 

…という話。

86,400って一体何の数字か、というのが肝心です。

最後にも触れましたが、86400秒とは、1日のことです💡

1日は24時間、1,440分、86,400秒。

つまり僕たちはすでに、毎日86,400秒を無条件でもらっているんです。

僕たちはそんな86,400 秒を、86,400円を使うのと同じ気持ちでちゃんと使えているか?? という問いかけ。

”時間銀行”と呼ばれるお話です🕰️

 

 

この話は、アメリカ合衆国第26代大統領Theodore Roosevelt(セオドア・ルーズベルト)の夫人、Elenor Roosevelt(エレノア・ルーズベルト)がスピーチで話した内容として有名です。

でもそのもともとの出典は不明なんです🤔

原文にしろ日本語翻訳文にしろ(多分他言語も)微妙にアレンジされたものが現代のオンラインの世界であちこちを彷徨っている、不思議な魅力のある散文詩です。

 

何にしてもこの86,400という数字は、忙しい毎日にふと人生の大切な物事は何かというのを考えさせてくれる数字なのは間違いありません🤔
きっとこの数字に出逢いその意味を理解した時、少し立ち止まってゆっくりしたら?? なんて何かの力に導かれているのかもしれませんよね。

そしてお金と同じように、惜しみなく迷いなく毎秒を全力で有意義に使わなければ!! とも思いますよね。

毎秒毎秒をしっかり噛み締めて生きたくなります✨

 

 

でもどうして、Elenorがスピーチで話した内容でもあるに関わらず、これが彼女自身の言葉であるということが確実じゃないのか気になりませんか?
簡単に言えば、Elenorも誰かの文を引用した可能性があるということなんですが、そう思わざるを得ないのも、なんといってもこのときElenorが行ったスピーチの最後を締めくくるある4行は、また別のある作家の言葉を借りているからです。

それは次のような散文詩です。

 

Yesterday is history.

Tomorrow is a mystery.
Today is a gift.
Isn't that why we call it the present!

 

昨日は過ぎ去りもう過去のこと。

明日はまだ見ぬ謎のこと。

今日は授かりもの。
だから"今"をプレゼントと言うんですね!

 

英語でgiftは贈り物

少しかしこまった印象かつ価値のあるものを、目上の人から目下の人へ贈る贈りものを指します。

同じくpresentも贈り物

でもpresentは、特に決まりなく誰にでも与えられるものですが、それ以外にという意味もあります💡

 

要はこの詩は“今”っていう瞬間があなたへのプレゼントなんだと言っているわけです。

こちらもこちらで、時間の大切さを感じる素敵なメッセージですよね😄

 

 

実はこの4行詩の出典はわかっています。

これは作家Alice Morse Earle(アリス・モース・アール)が、"Sun Dials and Roses of Yesterday: Garden Delights Which Are Here Displayed In Very Truth And Are Moreover Regarded As Emblems"という本(長い名前!!)に書いた詩です。

これをElenorがスピーチの時に引用したのですがそれが有名になりすぎてしまい、今ではAliceのものと知る人の方が少ないかもしれません。

この長い名前の本は1902年に出版された本です。

Elenorのスピーチがいつされたものかの正確な時間はわかりませんでしたが、ファーストレディだった時のものだったと言われています。

夫のTheodoreが大統領だったのは1901年9月から1909年3月ですので、当時としては割とタイムリーだったのだと思います🤔

 

余談ですが、この本は、日時計の研究の本のようです。

庭園の写真や研究の図などもたくさんイラストされていて、588ページあります。

名前も長いしボリュームもあるし、印象に残りますよね🤣

 

 

Elenorは、1日は86,400秒という数字をあげて人生の大切さを話したあと、最後にこの4行を言いました。

86,400の時間銀行のエピソードについてはいまだに出典は謎めいているとはいえ、とてもメッセージ性のあるスピーチであることには違いありませんよね✨

 

みなさんは今、毎秒を大切なプレゼントのように受け取り過ごしていますか??😆


*最後にスピーチ原文の和訳を載せておきます。

 

毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれる銀行があるとしましょう。
ですがあなたが86,400ドルを使いきれなければ、その口座の残高は毎日リセットされるとしたら、どうしますか?

もちろん、毎日86,400ドル全額を使いますよね!

実は私たちはみんな、同じような口座を持っています。
その口座にあなたは、毎日86,400秒が与えられてるんです。
未来に残すしておくことはできません。
繰り越しも貸し越しもできません。
あなたがそれを使いきれなければ、なくなってしまいます。

1年の価値を理解するには、浪人した学生に聞いてみるといいでしょう。
1ヶ月の価値を理解するには、未熟児を産んだ母親に聞いてみるといいでしょう。
1週間の価値を理解するには、週刊誌の編集者に聞いてみるといいでしょう。
1時間の価値を理解するには、待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。
1分の価値を理解するには、電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。
1秒の価値を理解するには、たった今、事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。
10分の1秒の価値を理解するためには、オリンピックで銀メダルに終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう。

そうこうしている間に、今日すでに31,500秒が過ぎました。残りは54,600秒…

昨日は過ぎ去りもう過去のこと。

明日はまだ見ぬ謎のこと。

今日は授かりもの。
だから"今"をプレゼントと言うんですね!

 

本日もお読みいただきありがとうございました😆