こんばんはニコニコ

続きです。

昨年は、たくさんの所にお詣りに行かせていただきました。

自分にとって特別な宝物のような場所が増えていきます。
ありがたいことです。

その話は別のブログで書きたいと思います~。

それでも、私の中で特別なのはやっぱり下鴨神社と熊野三山。

↓のブログでも書かせていただいたのですが、
新宮という町は、私の胸をざわつかせるのです。


熊野那智大社に向かう道中は
異世界に行くような気持ち

熊野本宮大社に向かう道中は
「帰る」ような気持ち

新宮に向かう道中は
胸騒ぎがするような気持ち
思い出すと少し胸が痛くなるような
懐かしいけど、もの悲しいというか
そんな気持ちになります。
決して嫌な気持ちではないんです。
心して行かなければならないような
そんな気持ちになります。

これは10回以上この地を訪れても
毎回同じ気持ちになります。

新宮は何か秘めたような町。
今回、たまたまお燈祭りの日に訪れたのですが、
お祭りなのに、町は静かなんです。

新宮の観光協会のパンフレットにはこう書かれています。

お燈祭りは、上り子と呼ばれる祈願者が身を清め、祈願感謝を行い、御神火を自宅に持ち帰る神迎えの原始的な祭礼です。一般的な「お祭り」のように祭囃子や夜店などが出て賑やかな雰囲気はありません。当日来られて静けさに驚く人もいます。また、見学につきましても、特別に見学席なども設けておりませんので、地元の人は、神倉神社が眺められる沿道から火がつく瞬間や火が下りてくる様子を見ております。上り子の家族は神倉神社ふもとの沿道で上り子を迎えます。見学の方もふもとの沿道までは行くことができます。

夕方16時くらいから、市街地のあちこちから上り子が現れ三社参りに向かいます。お互いの松明を合わせ「たのむでぇ!!」と声を掛け合います。

三社参りは、阿須賀神社、速玉大社、妙心寺だそうです。

私はまさに、上り子たちの三社参りを見ることができました。

「上り子」と呼ばれる参加者は、身を清めるために一週間前から精進潔斎をし続けなければいけない、精進潔斎としては、白飯、豆腐、はんぺん、しらす、かまぼこなど、白いものしか食べてはいけない、白いものだけ身に着ける、女性には触れないというしきたりになっています。

祭りの当日、上り子は白装束に腰から腹にかけて荒縄を巻き、祈願の言葉をしたためた松明を手にして熊野速玉大社、阿須賀神社、妙心寺を巡拝し、神倉神社の山上に向かいます。

大体3人から5人くらいが組になって町のあちこちから白装束の男性たちが出てきます。

おじいちゃん、息子、お孫ちゃんの親子三代のグループも何組もの見かけました。
おちびちゃんも立派に白装束を来て、頑張って三社参りしています。
(おちびちゃんたちも白いものだけしか食べてないんだろうか!?)

白装束の男性たちが楽しそうなんです。
そして、新宮の町が嬉しそうなんです。
静かな町のまんまなんですけども
町が喜んでいるのです。


新宮の町からプレゼントをいただけたような気持ちです。
もの悲しい気持ちにこれからもなるかもしれないけれど、それでも、また、この町に訪れたいと強く思います。
やっぱり、新宮の町は特別です。

いつか、どう特別なのか分かる日がくるのでしょうか…。

おっと、話がそれました。


夕方の祭りの最初の部分を見かけただけなのに
ずっと語りたいくらい大興奮です。


お燈祭りのことを私の拙い文章では伝えられないので、YouTubeを張り付けます。

 YouTube


和歌山テレビのYouTubeなんですけども、この親子三代の義理の息子さん、元チェッカーズのリーダー武内享さんです。
チェッカーズ皆さん分かるかな?分かりますよね!?

私が撮った写真


X(旧Twitter)からお借りした写真






Instagramからお借りした写真



ちなみに白装束はこんなふうに売られているそうです。
上り子は男性であれば地元の方でなくても参加できるようです。

神倉神社の階段
ここを先頭の上り子たちは松明を持ちながら走ってかけ下りてくるのです。
ちなみに私は、尻餅をついたような格好で、座りながらでしか下りることができませんでした。
(地元のおばあちゃんとかは、普通に下りてはるんですよ!!)

新宮の町に泊まり
お燈祭りをもっと体感したいなぁと
新たな夢ができました。

思いを積め過ぎてなんだかわからない内容になりました。

それでは、皆さんおやすみなさい~ニコニコ