臨死体験、初めて経験しました

ジャーナリストがそんな科学的に証明されていないことを言っていいのか!と思われるかもしれませんが、立花隆さんも臨死体験を調査、研究して本にしています。

この夏、大手術をしたのですが、手術を決心したのは、2月に「子どもを育てられない親たち」を出版したこと、そして関西テレビでの「ザドキュメンタリー」で事件後17年間、封印していたものが解き放たれたことで一区切りがついたことが大きな理由でした。

執刀医をはじめ、医療スタッフの方々のご尽力のおかげで手術は大成功し、術前には約2週間入院と言われていたのですが、驚異的な回復力で1週間で退院することができました。

ー入院中、2回心臓が止まりましたー

1回目は心拍を止めて人工心肺で血液を循環させながら手術を行なった約4時間。この間は当たり前ですが、全く記憶がありません。

2回目は一般病棟に移って退院する前日の夜、突然心拍数が上がって、下がらなくなってしまい、下げるための点滴を受けていたのですが、夜中だったこともあり、ウトウトしてしまったのです。気がつくと真っ暗な壁に、天井から1本の銀色の毛糸のようなものがスッと降りてきてその瞬間、体がフワっと浮いたのを感じました。

その時、心臓が5秒間止まったことに気づいた看護師が数名、慌てて病室に入ってきました。その物音、気配で意識が戻ったのです。

看護師は慌てて血圧、脈拍のチェックを始めました。その時には点滴も外されていて、完全に意識は戻っていたのですが、もし、その銀の毛糸に捕まっていたら・・・・

手厚いケアのおかげですぐに心拍も血圧も正常値に戻り、翌朝、前夜のことがなかったかのように無事に退院することができました。

私がこの2度の心肺停止を経験して確信したことは、「心と体は絶対に一体じゃなきゃダメ、切り離して考えてはダメ」ということです。

これまでの人生はジェットコースターでしたが、もう下がることはない!と信じるに値する経験でした。