法科大学院の合格者ゼロ 姫路獨協大、募集停止を検討


2月9日12時50分配信

産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100209-00000541-san-soci

 姫路獨協大(兵庫県姫路市)法科大学院が1月に実施した平成22年度入試で、

合格者がいなかったことが9日、分かった。


 同大によると、入試は1月末に行われ、20人を募集。3人が受験したが、

合格基準に達した人がいなかった。

23年度以降の募集停止についても「経営サイドと文部科学省と協議のうえ検討する」としている。

 姫路獨協大の法科大学院は16年に開設され、新司法試験の合格者は過去4回で3人と全74校中、最少。




「合格者なし 入学ゼロ」という見出しが各新聞に躍った。「姫路獨協大法科大学院」とある。

そう言えば、この法科大学院は、「僕パパ」の件で告訴した少年とその父親の告訴代理人の

濱田剛史弁護士が教授をしているところだと、思い出した。

このような結果になったというのは、授業内容の問題なのか、生徒の問題なのか? 

私は濱田弁護士の手法に思うところがあるので、生徒に同情してしまう。


思い出すと、法廷で明らかになった「僕パパ」の告訴の経緯は、ブログの2009年1月19日の

「取材源の秘匿を解除した理由」*1)にも書いたが、告訴前に奈良地検の小野寺明検事

(現在は大阪特捜部)が知人関係にあったヤメ検の濱田弁護士と相談して、告訴に至った。

私はいまでも崎濱先生の情報提供も受け取った私たちの行為も犯罪ではないと確信しているが、

濱田弁護士は「犯罪だ」と確信したのだろう。

ところが、今回、新司法試験の合格者なしの「姫路獨協大法科大学院」のホームページをみると、

濱田弁護士は、奈良放火殺害事件を少年の生育歴などを含めて詳細に論文として公表し

掲載しているではないか。彼は、自分が持っている少年事件記録をもとに書いているはずだ。

他人が単行本に書くのは犯罪として許せないが、自分が書く分には自由だということだろうか。

まさに検察の傲慢ぶりには、驚きだ。こういう法的センスで濱田先生は法科大学院生に法律を教えているのだろうか。「合格者なし 入学ゼロ」はその反映だろうか。






(*1)「法廷の証言によると父親と少年が刑事告訴状を提出する半月も前に、奈良地検の小野寺明検事が、少年の付添人だった元検事の濱田剛史弁護士の事務所に行き、調査をしており、それを濱田弁護士が安易に応じているのです。元検察官という経歴があり、法務官僚に対する違和感がなかったとしても、私生活の会話ならいざしらず、弁護士業務に関する内情を捜査機関である検察官に話してしまうのはあまりにも安易すぎます。(20090119のブログ)