昨年の夏に⼆⼈の⼦供達(⾼校1年⽣の娘と⼩学校5年⽣の息⼦)を連れてカ
ナダへやって来てから早いもので1年が経とうとしています。最近漸くカナダ
での⽣活が⽇常のものとして感じられるようになって来ました。現在の私たち
の⽣活について少しご紹介させて頂きたいと思います。
<⾼校1年の娘の学校⽣活>
英語については⽇本で英検1 級を取得していたので英会話の⾯で苦労はあまり
なかったようです。しかし、⾼校の授業は⽇本と違ってどの科⽬もグループでプ
レゼンテーションをする形式が多く、いきなり誰かとパートナーを組んでレポ
ートを作る作業はなかなか⼤変そうです。パートナーの中には全く協⼒的でな
い⼈もいるらしく、⼈間関係がギクシャクしてしまうことも。もう嫌だーー!と
泣いていた事もありましたが、今では積極的に⾃分から声をかけて課題に取り
組めるようになり、何とか課題をクリアできるようになったと⾔っていました。
教科の中で最も⼤変なのは、やはりフランス語のようです。カナダ⼈のクラスメ
イト達は皆G5 からフランス語を学んできているので、G10 から始めた娘はな
かなか追いつく事が出来ず今も苦労しているようですが、フランス語は英語と
似ている部分も多くあって学びやすいところもあると⾔っています。
また放課後は下級⽣に算数やサイエンスを教えるボランティアに参加していま
す。下級⽣にハンドスピナーの原理教えて!など、時々びっくりするような内容
の質問をされる事もあるようですが、下級⽣から教えられる事もあり、楽しく活
動しているようです。
<⼩学5年⽣の息⼦の学校⽣活>
⼩学校2年⽣まで⽇本のインターナショナルスクールに通っていたので、すん
なりとクラスに馴染むことが出来ました。すぐに仲良しのお友達もできて、お誕
⽣⽇会に招待されたり、放課後⼀緒にプレイグランドで遊んだりして学校⽣活
をエンジョイしています。先⽇、学校のフィールドトリップではカヤックに挑戦
しました。最⾼に楽しかった!と顔を真っ⿊に⽇焼けして帰って来ました。⽇本
では経験した事がなかったので、これだけでもカナダに来て良かった!と⼤喜
びでした。また⼩学校1年⽣から習っているピアノもカナダで続けています。カ
ナダではRCM という⽇本でいうヤマハなどのグレード試験のような試験があ
り、テキストもそのグレードのものを使います。息⼦の苦⼿な譜読みもしっかり
と指導して下さるので、初⾒でだいぶ弾けるようになって来ました。
学校ではG5 から⾳楽の授業はBandが中⼼になります。息⼦はトロンボーンを
選択しました。学校にはmusic tutoring programというサポートシステムがり、
息⼦も週に1 回、放課後に⾼校⽣のお姉さんから個⼈指導して頂き、だいぶ上
達しました。RCA は上級⽣が下級⽣の⾯倒を⾒るというシステムが確⽴されて
いて、アットホームな良い学校だと思います。
<私⾃⾝(⺟)の⽣活について>
はじめの頃は⾞の運転もドキドキしながらハンドルを握っていましたし、毎⽇
が緊張の連続でいっぱいいっぱいの⽣活をしていました。今は⼦供達を学校へ
送った後、ゆっくり買い物に⾏ったり、家事をしたり、お友達とランチしたりと
⽇本にいる時と変わらない⽣活をしています。
カナダは多⺠族国家なだけに国際⾊豊かな⾷材が何でも⼿に⼊るので、買い物
に⾏くのが本当に楽しいです。お気に⼊りの店はポローニャソーセージの専⾨
店で、⽇本では味わえない本格的なソーセージが⼿に⼊ります。もちろん⽇本の
調味料なども簡単に⼿に⼊るので⾷事の⾯で困る事はありません。
炊飯器もアジア系スーパーで買うことが出来ますが、⽇本の家電はカナダでも
使⽤できるので、私の場合は炊飯器やドライヤー、たこ焼き器など⽇本から持っ
て来たものを使っています。
またRCA のご⽗兄達は皆様とても親切で、英語があまり出来ない私にも親切に
話しかけてくれます。時にはランチに招待してくださったり、カナダでおすすめ
の観光スポットを教えてくださったりと、私たちを温かく迎え⼊れて下さり本
当に感謝しています。
<まとめ>
まだまだ学校の勉強など課題も多く、乗り越えなければならないハードルがい
くつもありますが、その⼀つ⼀つが彼らにとって良い経験になってくれるもの
と信じています。
またカナダは⾃然が豊かで、夏は⼭登り、冬はスキーと学校⽣活以外でも楽しい
ことがいっぱいあります。
カナダに滞在している間にいろいろな所に⾏ってカナダを余す事なく楽しみた
いと思います。
上のお子様が小学校2年生の時、親子で留学をされていたTファミリー
大きく成長されてカナダへ戻ってこられ、大変うれしく思います。
将来の進路に向けて、夢や希望が叶いますように
また安全にご家族のカナダでの生活が守られますように
お祈りしております。
感想文をありがとうございました。