昨年、日本での留学座談会にご参加いただいたSさんファミリー
留学を決断され、カナダへ到着されてから半年が過ぎました。
座談会で大変熱心に参加されていたのを覚えています。

カナダでの生活も
精力的に、沢山の事を吸収しようと努力されている姿に頭が下がります。
ご家族もカナダを訪問されて、思い出に残る良い時を過ごされたと伺いました。
これからの半年間がさらに実り多い時間になりますように。

感想文いつもありがとうございます。ドキドキ


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いつの間にか、空気が冷んやりしてきました。

カナダの長い夏休みが終わろうとしています。
日本では体験できないようなことと、
カナダも日本みたいだなと思うことがありました。

夏休みの前半の7月は私達親子だけで過ごしましたが、
8月は、日本から家族がきて、観光地を巡り、足早に過ぎてゆきました。

子供達は体調も崩さず元気でしたが、
やはり私は真ん中頃、熱を出して寝込みました。

8月も息子はホッケーのキャンプに参加したり、
学校のブラスバンドの練習に行きました。
学校の友達に呼ばれて、お泊り会に行ったり、
BBQパーティーに誘われたりしました。

娘は、家主の子供達とプールに行ったり、
家でバービーごっこなどして一日中過ごすこともあり、
私と息子、娘がバラバラに過ごす日もありました。
子供達が二人ともお泊り会に行って、
私が家で一人で夜を過ごす日もありました。

そうゆう夏休みの日常を過ごしていると、
日本の夏休みみたいだなと思うのです。

私にとっては一番の思い出では、
小学校の繋がりで様々な学年のママ達と公園でBBQしたことです。
ママ達が持参したお手製の料理を食べて、
ホットドックを焼きながら、
料理のレシピの話や、家族の話、仕事の話などして、
お腹を抱えて笑いました。

ママ達は初対面でもいつでも親切で、
車のない私の送り迎えもかってでてくれるし、
色々なものを食べさせてくれて、
日本人としては、恐縮するばかりの日々でした。
次にいつ会えるかわかりませんから、
「このお返しをどうやってしたらいいかしら」と私が率直に聞くと、
「そんなことは気にしないで。あなたはとてもスペシャルなことを
してるんだから」とみんな言ってくれます。
いつか、滞在している間に、みなさんにお返しができるといいのですが、
こちらのママ達は沢山おしゃべりをすればするほど、
お互いの境遇がわかって、気持ちが分かり合えるのです。
働くママさん達なんて、ほんとに時間がないはずなのに、
「私が休みの時は電話するわね。何か一緒にできるかもしれない」と言ってくれました。
その言葉だけで、ありがたい気持ちでいっぱいです。


そして、我が家の家族が日本から来るたびに、
カナダのママ達が私達家族をホームパーティに招待してくれました。
親戚や友達が来る飾らない集まりでしたが、
私達もたこ焼きも焼いたし(タコは手に入りにくいのでイカやウインナーでしたが)、
天ぷらや春巻きを何個作ったか憶えていないくらい、
沢山作りました。おかしかったのは、パーティーが始まるという時には、
天ぷらのお皿はもう空っぽだったんです。
始まる前にみんなつまみ食いしちゃったわ!と言われて、びっくりでした。
たこ焼きを焼いたお宅では、よほど気に入ってもらえたのか、
次の日また呼ばれて、たこ焼きを焼いたのですが、
そのママはもうすっかり焼き方をマスターして、
美味しいたこ焼きを食べさせてもらったのです。
あるホームパーティでは私はスイカ割りを提案して、
子供達がやりたい!やりたい!と言って大盛り上がりでした。

家族がきてからは、レンタカーをして、遠くまで旅をしました。
温泉に浸かり、ワイナリーで試飲をし、ウイッスラーで釣りや乗馬をしました。
海外の乗馬は日本と違って、遠くまで気軽に乗せてくれるのが良い点です。
7歳の娘も、一人でポニーに乗り、森を走り、川を渡り、二時間ほどトレイルを体験しました。
私達家族は異国で5ヶ月ぶりに再会して、お互いがとても大切な存在だとしみじみと感じた旅行でした。

最後に忘れられない旅となったのは、母と妹と旅したソルトスプリング島です。
まるごとオーガニックの島です。
ここで得られたことは、これからの私の食生活に大きく影響すると思います。

ここに行くきっかけとなったのは、
カナディアンのママ友の家のキッチンで、
オーガニック食材の体験をしたことがきっかけです。

バンクーバーはオーガニックの街です。
親としての視野がまた広がった夏休みでした。

子供達の新学期が始まります。
始業式は、ホットドックでお祝いだそうです。
私もお手伝いをしますが、どんな始業式なんでしょうね。