アーティスト: 友川かずき
タイトル: 初期傑作集
どうしても、たまに聞きたくなるアーティストのひとりです。彼のライヴはたまらないです。本当はCDよりも渋谷のアピアに行って、生歌を聴きたいところなんです。限りない激しさと、限りないやさしさが同居していて、繊細な詩=言葉と限りなく露骨な日常の言葉に涙もでるし、心温まる思いもさせてくれる。そうそう、秋田弁丸出しでね。

MCなんかも最高に楽しいし、なんといってもやかんに水割りをつくってあって、ステージの足元に置きグラスについではグビグビ飲み、歌いまた飲む。


アピア では、月1くらいでライヴがあるようです。良かったら是非一度お試しあれ。


そうそう、今は別のことで世間をにぎわせているある部屋の親方の幻の婚約者も、その昔傷心を癒しに彼のライヴに姿を見せたとMCで当時話してくれました。


このアルバムの中の、「23才の抵抗」の一部をご紹介。


風にとび込まれるよりは

風の中へとび込んでやりたい

過去に追われるよりは

未来を逃げ廻ってやりたい

勇気をさしのべられるよりは

沈黙の友情に感謝してやりたい

くだり坂を走って行くよりは

のぼり坂をゆっくり歩いてゆきたい

時間に動かされるよりは

時間を自分で生んでやりたい

(続く)