私は、中学生の頃から、一つ上の姉の影響もあって洋楽を聞くようになった。まさにQUEENが初めて雑誌MUSIC LIFEに折込のポスター付きで掲載された頃だった。毎週のように、ラジオで、今週のベスト10みたいな番組を楽しみに聴いていた。それが、決まって次の月曜日のクラスの友達たちとの話題の中心になったものだった。

今でも思い出すのは、クイーンのキラークイーン、スージー・クアトロのキャンザキャン、ポールのバンドオンザラン、ストーンズの悲しみのアンジー、ミッシェル・ポルナレフのシェリーにくちづけ、ピーター・フランプトンのアイムインユウ、フリート・ウッドマックのルーモア(これはアルバムで覚えてる)、ディープ・パープルのブラックナイト、フランソワーズアルディーのさよならを教えてetc...当時良く喋っていた友人達の顔も、思い出も一緒にね!それと、なぜか当時沖縄と言えば、でした。なんだかライブアルバムを見つけて喜んで買って帰ったおぼえがあるなー。

そして、彼らの音楽の意味(歌詞)が聞いたその場で解るといいなと思ったのをきっかけに、18とか19の頃、単身アメリカはカリフォルニアの知人宅にホームステイすることにした。この時の経験が、今の自分の性格を形成する骨太な土台になっていると感じる。いきなりすべての選択を自分でこなしてゆくのは、当時はそれはそれは大変でした。ホームシックなんてっ!!って思っていたけど、2~3ヶ月後には夜になると泣けた。

そして、向こうで聞いたこれだけは嫌だと思った事。はやりだったのか、よく近くの大学とかに日本の大学から交換留学生が、一ヶ月とかの短期で入れ替わり来ていた。先生達の情報では、彼らはテストをすると100点とるけど、話しかけると、質問しているのにニッコリ笑うだけなんだよね。あれはおかしいってね。すごく納得。

そして帰国後、いつも何かが足りない足りないと思ってきた。ヘア・メイクになりたくて、OLの頃、会社帰りにメークアップアーティストを養成するスクールに通っていた。それで、仕事に就いたわけでもないが、ここで会った仲間に作家:山川健一氏の本を薦められた。とっても読みやすいよってね。それから今まで、読めるだけ読んだ。苦痛だった満員電車の中が、楽しみに変わった。電車を降りる駅が来なければ良いと何度も思った。何か足りないと思ったものが見つかったような気にさせてくれる。今までの経験の中では、ありえないけど確実に納得してしまうこの周波数はなんだろう???と思う間もなく引きずり込まれてゆく世界を楽しんだ。

今、本を好きなだけ読める時間が出来なくて、当時を思い出しては良かったなーあの頃っと、おばさんの心境かな?!ところが、さすが我らが山川健一だった。BLOGという次のアイテムを差し出してくれた。おまけに、半年もの間眺め続けて、始めるきっかけを失っていた。そんな中、PPF TOKYO主催の写真と言葉に参加させて頂いた。講座終了後のほんの短い時間に、私がはまった、drama-campの話をしたところ、BLOGに書けばいいよ。すっげー面白い事やってるジャン!!!ここから始められた。

そんな山川さんが”BLOGの事を本にしようかな”って書かれていた。ぜひ、山川さんも面白いと言われる由縁、また日常的にどの様にBLOGを楽しまれているのか知りたいところです。


山川健一さんのBLOGhttp://yamaken.ameblo.jp/


アーティスト: フリートウッド・マック
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