やっと3/16からの続きです

鏡と呪文を持って、いざ林道へ!!
そう、妖怪博士に頼まれた、妖怪を封じ込めておくための、玉のかけらを拾い集める為にね。

私は小学校低学年のグループと一緒に林道へ入った。途中、水の精に会い、何処へ行くのか尋ねられる。わけを話すと、コレを持ってお行きと、白い粘土のかけらのようなものを一人づつもらった。決してキャンプ場に戻るまでなくしてはいけないよ。また少し行くと、ダンボールの破片に、なんか大きく番号が書かれており、草の中に置かれていた。この先の○○を右へ行けの様に、行くべき場所を指示してくれるようだ。行ってみると、この山に住む村のおばさんが山姥に捉えられ、身動きがとれなくなっている。そして、次の瞬間に
「助けてェーー、助けてェーー」皆目を白黒させていた。どうして良いかわからずにいた。誰かが叫んだ。鏡だよ、鏡!!皆で一斉に山姥に向けた。もっと高く、高くと。すると山姥は、白い煙をポワッとあげて消えてしまった。助けた村のおばさんは、お礼にと、青い粘土のかけらのようなものを一人づつにくれた。そして、林道への道を教えてもらい、なんとか林道へでる。そこにまた、道案内がされていた。ついでにこの黄色のかけらを持ってゆくとよい。全員だぞ!!と念押しされて、黄色い
かけらを貰った。
 
少し行くとまた大きく数字の書かれたダンボールの切れ端。
この先のガイコツに注意とあった。恐る恐る近づくと、ガイコツが言う「私とじゃんけんをして、勝ったら良いものをあげよう!」じゃんけんに勝つと、赤い粘土のかけらを皆にくれた。そして言った、これらを全部よーく混ぜ合わせろ。それから、川原で、川の水でよーく煮るんだぞ!!わかったな。と言われる。


皆は、半信半疑のまま川原へもどる。とすでに、妖怪博士はなべに川の水を用意し、火にかけていた。みなはさっき集めてきた、白・青・赤・黄をまぜこぜにした
ものを鍋へ。しばらくすると、博士から皆に煮えたから、取りにおいでと言われる。
するとどうでしょう、さっきまで赤茶色の粘土の固まりが、みごと白・青・赤・黄のかけらの入ったガラス玉になっていた。みんなの手にそれが渡ったとき、スグ傍の川の上を、大きな大きな目玉のおばけが、渡って行くではありませんか。博士の叫び声で、皆一斉にそのガラスの玉を掲げて、ヤムル・ケトル・ナムルと叫ぶ。大きな目玉は、煙を出しながら川を渡り消えていった。妖怪博士は、見事じゃった、見事に収まった。とつぶやきながら帰って行った。

こうして、皆は、この写真にある目玉の妖怪を封じ込めたガラス玉を持って帰った。しかし、中にはこの中にあの妖怪が封じ込められているなら、こんなに恐ろしいものを家に持ち帰るわけにはゆかない。と決して持ち帰ろうとしなかった子どももいたようだ。