クリエイターにとってこの映画は胸が痛いくらいの熱情。
萩本欽一さんの茶の間を包む柔らかな空気からは想像できない、狂気とも言えるまっすぐな情熱。
そしてそれを追う土屋監督の、萩本欽一さんに対する愛と敬意と畏怖ともとれる憧れ。
どちらの熱情にも、
身が引き締まる思いでした。
作品中の次長課長・河本さんが流す涙に、
その恐怖と不安と思い切りとやりきった想い、
そして河本さんの才能に、私も涙しました。
本当に素晴らしかった。
上映後は土屋監督にご挨拶。
坂本ちゃんを「電波少年」でスターダムにのしあげたのはほかでもない土屋監督ですね。
作り手には小さな痛みすら憶えるこの情熱に感謝です。