映画「ライオン~25年目のただいま~」



現代版「母を訪ねて三千里」とも言える実話ベースの物語。

幼少期にインドで迷子になり、スラムでの生活を経て、やがて養子として迎え入れられたオーストラリアで成長した主人公が、25年という時を経て、Google earthを頼りに生まれ育った町と家族を探す物語。

これが実話なのだから、
圧倒的な説得力を持つカルカッタのスラム街の混沌たる映像に言葉を失うのだけれど、
小さな主人公のまっすぐな瞳と、ストリートチルドレンとしていたいけに生き抜く姿にもう涙。

ラストの10分は、うんうん、とうなずきながらもう一押し、泣かせていただきました。

ニコール・キッドマン演じる養母の言葉に、私としてはなんだか深く深く染み入ってしまい、
涙しながらも、そうだよな、そうなんだよな、と、またうんうん。

現在もインドでは毎年8万人の迷子がいるという事実。

みんな幸せでありますように。



ライオンはライオンでも、まもなく上映の日本映画「3月のライオン」とは違いますので、
ライオン間違いにご注意ください(笑)