ウチの長男くん

 

小学6年生、受験生でした。

 

週末は、入学予定校の入学ガイダンスと、制服採寸がありました。

 

長男くんが、詰め襟の制服を試着。

 

かぁちゃん、感慨深くて、ちょっと泣きそうになってしまいましたニコニコ

 

 

 

ダルマ ダルマ ダルマ ダルマ ダルマ

 

 

1月16日、夕方。

 

長男くんの試験終了時刻に合わせて、かぁちゃん、学校に戻ってきました。

 

お迎えの親御さんたちは、それほど多くありませんでした。

 

2次募集なので、人数が少なかったのだと思います。

 

職員さん「車でお迎えの方は、駐車場側で。 バスでお帰りの方は、バス停側でお待ち下さい」

 

これを聞いて、待っていた人たちは、左右に別れました。

 

 

すると・・・

 

まるで、割れた海を渡るモーゼのように、中央を進んで前に出る親子連れ

 

 

お父さん「おい、まだ終わらんのけ?」

 

お母さん「6時半までやから、もうちょい待っとれや」

 

娘さん「なんで、こんなとこで待たされなアカンねんな」

 

ヤンキー口調のお手本のような会話。

 

 

そして、三人とも、上下スウェット&サンダル履き

 

 

お父さんは、もうかなり薄暗いというのに、サングラスを掛けています。

 

お母さん、眉なしスッピン。

 

お母さんと娘さんは、色が抜けきった金髪(顔は普通に日本人)

 

 

 

たしかにね、このあたりの言葉は、『ガラが悪い』と言われることが多いです。

 

かく言う私も、『ガラが悪い』ことで有名な河内弁と泉州弁のハーフです。

 

 

そんな私でも

(ちょっと、怖っ)

 

 

 

ヤ○キーファミリー、そのまま進み出て、先程案内してくれた職員さんに、声を掛けました。

 

 

お父さん「なぁ、いつ終わるん?」

 

職員さん「あと5分ほどで、試験終了ですので、もう少々お待ち下さい」

 

お母さん「ほら、言うたやんけ」

 

娘さん(ガムをクチャクチャ)

 

 

あまりにも典型的なので、

 

真顔(よしもと新喜劇みたい・・・)

 

と思ってしまいました。

 

 

 

そんなこんなで、試験終了。

 

子どもたちが続々と出てきます。

 

ヤンキーファミリーのことも気になりましたが、かぁちゃん、長男くんを見つけるのに必死で、どの子がファミリーかは確認できませんでした。

 

 

長男くん、出てきました。

 

辺りが暗くて、顔色は確認できません。

 

表情は、リラックスはしているものの、午前中ほどの笑顔はありませんでした。

 

ニコニコ「どうやったん?」

 

にっこり「眠たかった〜。国語の時、ちょっと寝てしもた」

 

真顔「え〜、特待イケそう?」

 

おやすみ「うん、それはイケると思うけど。とにかく、眠たかったわ」

 

長男くんに笑顔がなかったのは、眠気のせいでした

真顔真顔

 

 

 

長男くん、この学校に関しては、プレテストで『入学金と授業料6年間全額免除』という特待生の資格を取っていたのです。

 

親としては、第一志望の学校がダメなら、『おさえ校』でも特待生なら良いかなぁと、勝手に思っていたのです。

 

だって

 

入学金およそ30万円と授業料約75万円✕6年

 

つまり、約500万円が無料

 

これは、抗いがたい魅力です。

 

 

でも

 

駐車場に停められている高級車たち

 

そして、

 

先程のファミリー

 

 

これで、かぁちゃんの気持ちは決まりました。

 

 

 

長男くん

 

第2志望校受かっててくれー