今月から診療報酬改定が実施され、目下の懸念であった「生活習慣病管理料II」算定にかかる「療養計画書」の発行と署名。
月曜日の午前中が一番混み合うのでどうかな・・・と思っていましたが、比較的落ち着いた出だしで一安心。
高血圧症・脂質異常症・糖尿病を主病名にして治療している患者さんに対し、説明しながら計画書類を作成し、署名をいただきます。
「あ、ニュースでやってたアレですね」とか「大貫診療所のＬＩＮＥで流れてきたやつですね」と、事前に情報を得ている方が多くて驚き。
また、初耳の方も、全員が快く署名に応じて下さいました。
でも、この人は管理料の対象になる患者さんなのか、療養計画書に何と記載するか、署名が出来ない人は代筆も検討せんとな・・・などなど、患者さんとお話ししながらも、頭の中には様々なことが巡っています。
パソコンの画面やキーボードに向かう時間も増えてしまった気がします。
その分、患者さんご本人とゆっくり向き合う時間が削られてしまう…。
なにより、あっち見たりこっち見たり、あれ考えたりこれ考えたりと、私の脳みそが疲れてしまいますね。
これを、少なくとも次の改定まで2年間は続けないといけないのか・・・。
気が重くなります。
患者さんと向き合う時間が減り、現場が疲弊する改定って、まさに「本末転倒」
でもそういう「指示」や「通達」を出すことで、中央が医療機関をコントロールする仕組みなんだろうね。
色々とがんじがらめにされた中でも、少しでも患者さんの方を向いて診察しようと抗っています。
ご理解のほどを～。
医療法人あつきこころ 大貫診療所（外科・内科）
理事長・院長 榎本雄介
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