6月1日からの診療報酬改定を控え、最終の準備・調整を行いました。

 

まずは、初診や再診用の問診票の書式変更。

「マイナンバーと保険証の一体化に伴う、問診票に掲載すべき事項」が細かく規定され、書式の変更を余儀なくされました。

それに伴い、事務と看護師も加えて、誰がいつ患者さんに書類を渡すか、受け取るかなどをシミュレーションします。

 

院内やホームページに掲示・記載すべき事項もあり、これも対応済です。

また、九州厚生局に提出しなければならない施設基準の書類等も、事務長が頑張って作成し、提出してくれました。

 

在宅療養患者の、ICTを使った多職種連携に関する書類やアカウント作成、他事業所への連絡も、地域連携主任が担当して対応しました。

 

今回の改定で一番大変なのは、「特定疾患療養管理料」から「生活習慣病管理料」への移行です。

「高血圧症」「脂質異常症」「糖尿病」の患者さんに対しては、「療養計画書」という書類を作成し、(初回のみ)署名をいただき、4か月ごとに書類を発行しなければなりません。

内容も、事細かに規定されています。

体重や血圧、食事や運動などの目標を記載し、そのための行動目標を患者さんとの話し合いのうえ決定し、説明しなければなりません。

 

ただでさえ忙しい外来で、この膨大な量の書類作成と説明が出来るのだろうか・・・。

高齢の患者さんなどは、名前を書くことはおろか、ペンを握ることすら大変だというのに・・・。

ペーパーレスと言われる時代に、紙の書類をこんなに増やして、逆行する行為だよな・・・。

 

などと文句を言っても仕方がないので、粛々と対応するしかありません。

以下、患者さんへのご案内です。

 

生活習慣病管理料への移行に関して

令和6年6月1日の診療報酬改定以後、生活習慣病(糖尿病・高血圧症・脂質異常症)を主病とする通院患者さんに対して、これまで当院で算定していた「特定疾患療養管理料」から、総合的な治療管理をするための「生活習慣病管理料」を算定することとなりました。

「高血圧・脂質異常症・糖尿病のいずれか」で通院されている患者に対して、医師が個々に応じた目標設定、具体的な指導内容、検査結果等を記載した『生活習慣病療養計画書』を作成し、より良い治療をめざすことになります。

この「生活習慣病療養計画書」には、(初回のみ)患者さんにご署名をいただく必要があります。

また、これまでの診察内容と同じであっても、窓口負担について多少の金額変更が生じる可能性がございます。

皆様のご理解とご協力を頂きますよう、お願い申し上げます。
ご不明の点は、診療所窓口までお問い合わせ下さい。

 

改定当初は、色々とご迷惑をお掛けすることがあるかと思いますが、どうぞお許しください。

きっと、全国のどこの医療機関も混乱することだろうなあ・・・。

それにしても・・・

改定のたびに規制や規定や書類が増える一方・・・。

一度ガラガラポンした方がいいと思うけどね。

 

医療法人あつきこころ 大貫診療所(外科・内科)

理事長・院長 榎本雄介

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