最近、芸能人の訃報が目につきます。

しかも、結構若い方の。

それって、ネットニュースやSNSが発達したから目につくようになっただけ?

 

新聞の謹告欄もびっしり。

私が注目しているのは、「知り合いや患者さんが亡くなっていないかな」というのはもちろんですが、その「享年」です。

ほぼ寿命を全うされたのなら、「いたしかたないな」と思いますが、若い年齢でお亡くなりになった人を見ると、様々な思いがよぎります。

特に、喪主が父親や母親の場合は、どんなにか辛いだろうな・・・と。

 

ところで、「最近亡くなる方が多いな」「お葬式の数が多いな」と思われませんか?

それって、単なる肌感覚・個人の感想なのでしょうか?

それとも、実際に亡くなる方が増えているのでしょうか?

 

下のグラフを見てください。

亡くなる方は、ほぼ一貫して増え続けています。

その原因は、高齢者の増加が主体です。

当然と言えば当然ですよね・・・。

 

でも、新型コロナが出現し、多くの人が外出や病院受診を控えた2020年は、死亡者数が前年より減りました。

そして、2021年と2022年は死亡者数が激増!

 

2021年が約144万人。

2022年が約157万人。

 

すごい勢いで増えています。

高齢化による予測をはるかに上回る数の人が死亡しています。

これを、「超過死亡」と言います。

 

 

宮崎県はどうでしょうか?

 

 

昨年の夏から今年の1月にかけての死亡数が凄いですね・・・。

 

そして延岡市は??

 


昨年1年間にお亡くなりになった方が、ほぼ2000人です。

延岡市の人口は、ほぼ全国の1000分の1サイズ。

そして宮崎県の100分の1サイズ。

とすると、人口規模的の割には、亡くなる方が多い・・・。

 

これまでにありえないほどたくさんの方が亡くなった全国平均よりも、割合的に25%も多くの人が延岡でお亡くなりになっています。

これはいったい何なのか・・・。

高齢化だけで説明がつくのか・・・。

それとも、何らかの要因があるのか・・・。

 

これは軽視できない問題として、市当局とも情報共有しながら、分析していきたいと思います。

 

医療法人あつきこころ 大貫診療所(外科・内科)

理事長・院長 榎本雄介

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「覚悟の瞬間」インタビュー動画:https://www.kakugo.tv/person/detklr5zb.html

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