7月になりました。
梅雨明けも早く、今年は長く暑い夏になりそうです。
*まつりもありますし・・・。
世間では、身の周りのあらゆるものの「値上げラッシュ」が続いています。
買い物をする身としては、もちろん値上げは嬉しいことではありません。
が、必要な利益は確保してもらわなければ、そもそも事業が成り立たなくなります。
これまでの日本は、あまりにも「安いもの探し」をし過ぎてきたのではないでしょうか?
安売り競争は、事業所の経営体力を奪うだけでなく、消費者側のマインドも「安いのが当たり前」となり、物を作る人や売る人に対する思いや扱いも「値段がた」となるでしょう。
安売り競争に入ってしまっては、事業所は絶対に長続きしない・・・と感じます。
それよりも、商品に対してまっとうな値段を設定し、しっかりと利益を出していく。
それを従業員に還元し、活発に経済を動かしていく。
安売り競争ではなく、付加価値を高め、「その値段を出してもいい」「その値段の価値がある」と思ってもらうように取り組むことが重要だと思います。
とはいえ我々医療機関の収入の大部分を占める「診療報酬」は、薬一粒、点滴一本に至るまで、全て国が決めています。
保険診療部分を我々が勝手に決めることは出来ません。
私は、検査や薬は出来るだけ少なくするようにと心がけています。
出されている薬も、出来るだけ減らすように減らすようにと考えます。
受診の間隔も、落ち着いている患者さんは出来るだけ2か月とか3か月処方にしています。
その意味では、「儲け主義」ではないと自負しています。
でも、まっとうな収益の確保も大切です。
なので、自分たちで値段を設定できる自由診療部分(健診・予防接種・診断書等)の値段を、7月より少し値上げすることにしました。
だって、往診車のガソリン代も、購入する備品代も値上がりしていますので・・・💦
値上げしても、当院を選んでいただけるよう、私や職員の対応や結果説明の充実を図り、診断書作成も迅速に行うなどの努力を怠らないようにしたいと考えています。
値上げした分は、いずれ職員のお給料も上げていかないといけないだろうなあ・・・。
経営は難しい。
でも、その分やりがいや面白さもある。
新しく作るカフェとサウナも、付加価値を高めて、たくさんの方に”喜んで”選んでいただけるものを作りたいと準備を進めています!
医療法人あつきこころ 大貫診療所(外科・内科)
理事長・院長 榎本雄介
http://www.atsukikokoro.com/
Twitter:enomoto197489
マスクは、必要な場面のみで着用するようにしませんか?