今日は毎月恒例の全員ミーティングです。
いわゆる「職場会議」です。
みなさんの職場の会議はどんな雰囲気ですか?
特に医療界だと、教授や院長がデンと構え、看護師長や事務長が難しい顔をして報告事項を述べる・・・って感じでしょうか?
下々の職員は発言することもなく、「早く終わらないかな~」と時計とにらめっこ?
でもそんな会議が楽しいはずはないし、上からの報告を聞くだけなら、もはやそれは「会議」ですらない・・・。
診療所では、「院長」というトップがいるので、どうしても私一人の意見で全てが決まってしまいがちです。
でもそれでは、職員全員がみな「受け身」となって、自ら考えることを止めてしまいます。
もちろん最終的な責任は私が取りますが、ぜひみんなからも「我が事」として診療所のことを考えてほしいし、自由に意見を出してほしい。
そのため、みんなに役割を持ってもらい、自由で楽しい雰囲気で意見を出しやすくするため、色んな取り組みもしてきました。
会議の際には、カフェ風にドリンクのメニューを出して、それぞれが好みの飲み物を飲めるようにしました。
会議の司会者も輪番で務め、資料も作ってもらいます。
今回は、事前にLINEグループで会議の資料を読み込んでくるようにしてくれたので、とてもスムーズでした。
会議はホワイトボードを使い、みんなで同じ物を見て議論の流れを一目で確認できるようにしています。
司会者は、できるだけ多くの職員に指名して意見を出してもらうように振り向けます。
発言者を指名していくと、「自分がいつ指名されるか?」という緊張感も出ますし、「発言するかしないか」ではなく「何を発言するか」に意識が向くようになります。
会議の終わりには、今日の会議の流れをもう一度確認して、漏れや勘違いがないか、認識を共有します。
そして、「会議内での発言について、会議後には蒸し返さない」というルールも作っています。
これで、「あなたのあの時の発言は・・・」などと上司から言われて嫌な思いをすることもなくなります。つまり、安心してどんな意見でも出すことができる・・・。
今回は、先日職場のコミュニケーション・モチベーションアップ研修を受けてきた職員による研修報告から始めました。
楽しい資料も用いた報告で、皆が笑顔になれる報告でした。
周囲に「伝染」しやすい3つのもの「笑顔」「不機嫌」「あくび」のうち、「笑顔」を伝染させるためには、「笑顔になる”体質”」を作ることが大切だということを教えてもらいました。
会議の冒頭で笑顔になれる準備体操が出来たおかげか、その後の会議も終始笑顔や笑いにあふれ、様々な意見が次々に出てくる、とてもいい会議になりました。
私自身も、途中で思いついた「渾身のギャグ」が大ウケしたので大満足(^^♪
職場の雰囲気も、実りある会議も、不断の努力のたまものです。
ああ・・・
「努力」とか言っている時点で、まだまだだなあ・・・。
もっと肩の力を抜いて、自然に口角を上げてやらなきゃ・・・。
医療法人あつきこころ 大貫診療所(外科・内科)
理事長・院長 榎本雄介
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