盆栽計画 その1 ABU 1500c 改造1

テーマ:
ABU 1500c  改造


コロナの自粛要請で釣りに行くのも気後れするので、前回はソリッドブランク買ってきて竿組みたてました






その時にスケベごころで
バーチカルオフショアとキャスティング両方に使えるようにバットグリップを付け替え対応出来るようにしちゃったのが今回の拗らせた元凶、、






バス釣りは20年以上やってないにもかかわらず
トラウトのルアーは面白そうだけど未経験、、

使用目的未定なのに
こんなんポチってまいました 笑






ABU 1500c  

フットナンバーが89から始まるので、1989年か、そのもう少しあとの生産らしいです



 1500c、中学生の頃いきつけの釣具屋で見かけて以来です

ちょうどその頃見かけた年式





ポチるとき、程度が良さそうだなぁ
とは思っていたのですが、いざ届いてみたら





おそらく未使用品!





レベルワインドのパイプがスレ傷無くピッカピカです

後先考えずにいじくり倒したろうと思っていたのに、これはちょっとためらう、、






とりあえず軽くバラします

出荷時のグリスがついています






普段は気にしないのですが、未使用品でピカピカなんでドライバーの先にマスキングテープ貼ってます
傷つかないのでオススメ♪




とりあえず手持ちの竿に付けてみます




こないだ作った竿

最新のリールシートにも合わない事は無いけど
ちょっとオフセットしてるほうがいいかなぁ、、


でもそれはまた次回に









もちろん軽くバラすだけでおさまる訳無く、全バラしてグリスアップして組み立てます



びっくりした
部品数少ない


とりあえずスプールの回転に影響するベアリングのグリス抜いて組んで回してみた




ぜんぜんダメダメやん!



スプール指ではじいても良いとこ1往復ちょい

まわらん。。





ネットで調べてみるといろんな事したら良く回るようになるようです


ここで火がつきました 



ベイトフィネスにしてやろう





あ、先に言っときますが今回はマニアックな話になっていきます 笑






まずは構造を観察して対策が必要なとこをリストアップ


●ガチャガチャ定まらないアルミのギア
●スプールのベアリング2つ
●コグホイール
●レベルワインド軽量化
●スプール軽量化
●そしてうんこみたいなウォームシャフト





ひとつやってみるたびにスプールを回してレベルワインドが何往復するかとか、部屋の中でピッチングしたりめちゃめちゃ試してます 笑


小学生の頃は作ったミノーを風呂で泳がせて、更に水中眼鏡して潜って下から眺めて魚の気持ちを想像してました 笑笑





さてさて手をつけた場所です



🔴アルミのギアをスプールシャフトにゴム管などで固定
お気軽に出来るし効果大


ガチャガチャと動く黒いプラスチックパーツは外す
シャフト根本のバネも外してみましたが効果はわかりません








🔴スプールのベアリング2つのグリス抜き
元々ついていた純正のが程度良かったのもあり、2つで4000円するヘッジホッグのSICに変えてもあまり変わらず
というか、純正のほうが良かった(両方ノンオイルの状態)

でも水が入りやすいところなのでサビにくいのは安心感あります♪

実際の使用はこれでいきます
(使うことあるのかは謎 笑)


回転だけならステンレスの高精度のものに変えたほうが良いかもですね










🔴コグホイールのベアリング化

キャスト時にもレベルワインドが連動なのでとても重要




とりあえず旋盤で両側から穴あけてベアリング2つ入れてみました

あと、出来心で肉抜きしたり





シャフトの根本にシム入れて


ベアリングの内側の輪と外側の輪が触れないようにする事

これ基本ですごく大事です

(もちろん留めるEリングも)


しかし

旋盤で掴んで穴あけて、裏返して穴あけて

穴位置の精度が出ません、、


中心が少し振るのと、まわすと上下も波打つ、、

治具作らないと無理ですね



それでも効果は絶大でずいぶん回転が良くなりました




でも結局市販品買いました 笑
アベイル ABU #5152 コグホイールの互換品
2つボールベアリング入ってます
軽そうです






しかしここで問題発生!



とりあえずベアリング抜いてグリス抜きして
(4ミリドリル刃にシールテープ巻いて引きぬいてます)

戻して回してみたら、、



上下に振ってる!!


観察してみると、下側のベアリングをハメた時にプラスチックが膨張してたわみ、それが外周に歪みを発生させてる様子


ベアリングはめた直後は大丈夫でも時間とともに歪みが外周に伝わっていきます、、( ´▱` )
(と、思いますが実際はわかりません 笑)
(もし違ってたらアベイルさんごめんね^_^;)

アベイルのコグホイールはベアリング抜かないのが無難かも?!

アベイルさんに確認しました
抜いても大丈夫だそうです
ギアもポリアセタールという薬品に強い材質なので抜かずにそのままパーツクリーナーなどに漬けてもオッケーとのこと

(ベアリング抜く前の仮組みした時には精度出てました)






🔴レベルワインド軽量化

往復運動はものすごくエネルギーをロスするので、もちろん軽量なほうが良いですね



肉抜きやりまくってやろうかと思ってましたが、未使用品なんで置いておいて


これ買いました 笑



4グラムの軽量化

取り付けてみると、動き出しが軽くなったのがわかります♪

車やバイクで言うところのバネ下重量は3倍の、、的な感じですね


🔴スプール軽量化

これはもう自作の余地無いですね
社外品一択


アベイル1540R

深さ4ミリのビビるくらい軽いスプールです♪


純正が15.8gに対して10g以上も軽い5.2g


バネ下重量の最たるものですね



🔴ウォームシャフト


さてさて、みなさんお待ちかね


誰もがつまづいて見て見ぬふりをするであろう

ものすごーい厄介なとこですが気合いで乗り切りましょう♪




回転の悪さと構造的な欠陥が目に余ります




壊れてるんか?

不良品かこれ?




って思った 笑



とりあえずこれ買ってみました





バレーヒル 飛ぶ為のアイテム 12

レベルライン  1500c 






だって純正のは取っておきたいから♪




精度が良くないので付属の730のベアリング入れるとグラグラスポスポです



まあ、シャフトもベアリングの内径より0.1ミリ強細いのでそこもグラグラスポスポです




ベアリングが1つ入ったところで構造的な欠陥は変わりません



先にも書きましたが

ベアリングの外側に繋がってる部品と内側に繋がってる部品が接したらダメ!





簡単に出来る対策は









ベアリングの内側の輪っかを何かでとめて

こういうシムを入れて


ベアリング内側の輪っかが

リールのフレームに当たらないようにします


これで少しはマシです♪









しかーし!







現代のリールと比べると

決定的に動きが違います






続く、、、