自然と歴史

ロシアの南西部に位置し,南は黒海に面する。北部はDf,南部はBS・Cfa気候。ドニエプル川流域の低地は肥沃な黒土(チェルノーゼム)地帯。16世紀からポーランド領,18世紀にロシア領となり,1919年ウクライナ社会主義ソビエト共和国樹立。1922年ソビエト連邦構成国となる。1991年ソ連解体で独立,現国名に。

 

産業と現状

黒海沿岸は肥沃な土壌で小麦の生産が盛ん。ヨーロッパの穀倉と呼ばれる。ドネツ炭田やクリヴォイログ鉄鉱山など鉱産資源にめぐまれ,ドニエプル川の水力発電を利用して重工業が発展。ソ連時代の1986年,チェルノブイリ原子力発電所事故が発生。2006年天然ガス供給をめぐってロシアと対立。2014年クリミア半島を含むウクライナ紛争