パレスチナ問題

19世紀のシオニズム運動をきっかけに,パレスチナに流入するユダヤ人が増加した。国連分割決議を受けて1948年にイスラエルを建国,イスラエルは4回の中東戦争で占領地を拡大し,パレスチナ難民が発生した。1993年,イスラエルとPLOパレスチナ解放機構)は相互承認(オスロ合意)し,翌年パレスチナ暫定自治政府が発足,イスラエルはガザ地区のユダヤ人入植地から撤退したが,逆にヨルダン川西岸では分離壁を建設して入植を拡大しており,自爆テロと報復が続いている。