ダージリン・ヒマラヤ鉄道

イギリス植民地時代の1881年に全線開通した山岳鉄道で,1991年に世界遺産に登録された。標高が2,000mを超えるダージリンは,ベンガル湾からのモンスーンが大量の雨をもたらし,水はけも良いことからの一大生産地となっていた。こうした茶の輸送や,イギリス人の避暑地として栄えた高地への交通機関として重要な役割を担っていた。トンネルが1本もないことから,車窓からはヒマラヤの山々や茶園などの景観を楽しむことができる。