世界のソフトウェア開発基地

インドはアメリカ太平洋との時差が約半日であることや,英語に堪能な人材が豊富であること,理数系教育に力を入れる国策などが実を結び,ICT産業立国を実現させた。遠い海外からの注文や問い合わせに対応するコールセンター業務や,ソフトウェア産業が盛んである。

 

「インドのシリコンヴァレー」と称されるベンガルール(バンガロール)をはじめ,各地にテクノロジーパークが建設された。これまでアメリカにわたっていた高学歴の技術者が,インド国内で起業・就職するようになり,「頭脳流出」から「頭脳環流」と呼ばれる新たな動きが見られる。