灌漑された水田(カルナータカ州)

インドの稲作は,年降水量1,000㎜以上の湿潤地域を中心に行われてきた。灌漑は古くからある農業技術で,牛を労働力として利用しているが,緑の革命によって乾燥した内陸部にも灌漑施設の整った水田がみられるようになった。その結果,収量は増えたが,導入には水の管理,農薬や肥料の購入などで資本が必要なため,社会的格差が拡大したという指摘もある。