産業振興を図るシンガポール

シンガポールは国際的な中継貿易として発展した。近年は2国間自由貿易協定(FTA)の調印を積極的に進めている。政府はバイオテクノロジー関連産業をエレクトロニクス・化学・エンジニアリング産業に次ぐ経済の第4の柱と定め,多額の国家予算を投じて研究開発・産業振興に取り組んでいる。2003年に「バイオテクノロジー」を開設し,海外から企業や優秀な研究者を招き,世界的なバイオ都市建設を目指している。

 

ジュロン工業団地

1965年のマレーシアからの分離・独立後,シンガポール政府は工業団地をつくり,輸出指向型の工業化に力を入れた。ジュロン工業団地はその中核である。