浮稲

チャオプラヤ川の沖積平野は,タイの米生産の中心地である。雨季に入ると川の水位が上昇し,水深が深くなるところでは,水位の上昇と競い合うように茎がのびる浮稲が無肥料で栽培される。茎の長さは数mにもなる。近年は灌漑の普及で浮稲は減少し,全体の約1/5の80万haとなっている。