韓国の鉱工業と経済

1962年の経済開発計画策定以降,韓国政府は開発独裁による労働運動と抑圧と外国資本・技術を導入し,輸出指向型の重工業化を進めた。政治と結び付いた財閥企業により,沿岸部を中心に製鉄業や造船業が発達し,「漢江の奇跡」と1996年にはOECD(経済協力開発機構)に加盟し,先進国の仲間入りを果たした。1997年にアジア通貨危機に陥ったが,金融政策と財閥改革により経済回復はほかのアジア諸国よりも早かった。